プロット
文字数 1,811文字
【ストーリー】
起
小4の天音(あまね)は耳が不自由で人の言葉がうまく聞き取れない。しかし「しょうがない」と受け止め、目立たず、問題を起こさないように生きている。
そんなとき、妖怪がいじめっ子に襲いかかるのが見えた。ほかの人には見えてない。天音は耳が不自由なのに妖怪の声だけは、はっきり聞こえた。しかし、ほかの人には聞こえない。
承
天音は「自分の姿が見える」ことに気づいた妖怪に追いかけられ、図書室に逃げこむ。そこには、クラスメイトの女子・忍がいた。そのとき偶然、一番奥の棚から『妖怪ずかん』と題する本が手の中に落ちてきて、妖怪が封印された。『妖怪ずかん』には「妖怪の声が聞こえる『あやかしの耳』を持つ者だけがこの本に妖怪を封印できる。」と書いてある。
天音は自分が「あやかしの耳」の持ち主であることに気づき、「目立たないように生きてる自分でも、ヒーローになって活躍したい!」と感じ、妖怪を封印する役目を果たそうとする。
転
『妖怪ずかん』には多くの妖怪が封印されていたが、空白のページもある。新しく妖怪を封印すると、その妖怪が追加される。天音のクラスメイトは「赤ブキミちゃん」や「ユーチューババァ」などの妖怪の被害に遭うようになる。天音は、小さいころから妖怪好きの忍から妖怪の知識を教えてもらいながら、次々と妖怪を封印していく。しかし妖怪の姿は誰にも見えないため、ほかの人には信じてもらえない。あげく、忍以外のクラスメイトからうそつき呼ばわりされて、クラスで孤立。次第にやる気を失っていく。
結
そんなとき妖怪が、邪魔な天音をおどすために、忍やクラスの全員をさらっていった。妖怪の名は、御手痛鬼(おてつき)。人間の腕を奪う妖怪だ。天音はみんなを取り戻そうとするが、あまりにも強い妖怪に太刀打ちできない。
妖怪は、さらった子どもたちの息の音を止めようと、これまで奪ったたくさんの人間の腕を取り出して、みんなの鼻と口をふさいだ。そのとき、クラスのみんなやいじめっ子までが、天音を手話で応援しているのが見えた。忍が天音のために、ひそかにみんなに手話を教えてくれていた。天音は妖怪を封印して、ヒーローになる。
【キャラ】
天音(あまね)
主人公。小4の少年。耳が不自由で、補聴器をつけて生活している。気が弱くて、優しい性格。「目立たないように生きてるのが楽」といっているが、本当は小さいころから、敵をかっこよく倒すヒーローにあこがれている。
学校生活は手話ができるクラスメイトの忍にサポートしてもらっている。ほかの人間には見えない妖怪の姿が見え、妖怪の声を聞くことができる『あやかしの耳』を持ち、ある日手に入れた『妖怪ずかん』のページを開くことで、中に妖怪を封印する。
好きなものはヒーローが活躍するマンガやアニメ。嫌いなものは宿題と親や先生の説教。
忍(しのぶ)
天音のクラスメイトの女子。気が強くて、困ってる人は見捨てておけない正義感の強い性格。「人を助ける仕事がしたい」と将来は看護師になりたいと思っている。最近は放課後、図書室で将来のために手話を勉強していて、授業で天音のサポートをしている。
妖怪の姿は見えないが、小さいころから妖怪の話が好きなため、知識が豊富。天音に妖怪の知識を教えることで、妖怪封印のサポートをする。
好きなものはケーキと、妖怪がでてくるお話。苦手なものは、虫。
【敵の妖怪たち】
●赤ブキミちゃん
ブキミな顔で、赤いずきんをかぶった女の子の妖怪。
雨の日に子どもの傘の上に突然、血の雨を降らせて、びっくりして傘をはずした瞬間に、斧で首を斬り落とそうとする。
●ユーチューババア
スマホの中に棲む、おばあさんの妖怪。
子どもが家で、ひとりでスマホの動画を見ていると、自分で作った動画をおすすめして、見せようとする。うっかり見てしまった子どもを、異次元の世界に引きずりこむ。
●魂(たましい)拾い
野球のユニフォームに身を包んだ少年の姿の妖怪。
ずっと球拾いだった野球部の男の子が、事故で亡くなって妖怪になった。放課後のグラウンドにいる人間の魂を、ボールと勘違いしてうばいとり、とられた人間は死んでしまう。
●御手痛鬼(おてつき)
腕に包帯を巻いた大人の姿をしているが、正体は巨大な鬼。
街中で子どもに「ウデワイル?」と声をかけてきて、きれいな腕輪を見せてくる。「いらない」と答えると「腕はいらないっていったよね?」といって、両腕をもぎ取っていく。
起
小4の天音(あまね)は耳が不自由で人の言葉がうまく聞き取れない。しかし「しょうがない」と受け止め、目立たず、問題を起こさないように生きている。
そんなとき、妖怪がいじめっ子に襲いかかるのが見えた。ほかの人には見えてない。天音は耳が不自由なのに妖怪の声だけは、はっきり聞こえた。しかし、ほかの人には聞こえない。
承
天音は「自分の姿が見える」ことに気づいた妖怪に追いかけられ、図書室に逃げこむ。そこには、クラスメイトの女子・忍がいた。そのとき偶然、一番奥の棚から『妖怪ずかん』と題する本が手の中に落ちてきて、妖怪が封印された。『妖怪ずかん』には「妖怪の声が聞こえる『あやかしの耳』を持つ者だけがこの本に妖怪を封印できる。」と書いてある。
天音は自分が「あやかしの耳」の持ち主であることに気づき、「目立たないように生きてる自分でも、ヒーローになって活躍したい!」と感じ、妖怪を封印する役目を果たそうとする。
転
『妖怪ずかん』には多くの妖怪が封印されていたが、空白のページもある。新しく妖怪を封印すると、その妖怪が追加される。天音のクラスメイトは「赤ブキミちゃん」や「ユーチューババァ」などの妖怪の被害に遭うようになる。天音は、小さいころから妖怪好きの忍から妖怪の知識を教えてもらいながら、次々と妖怪を封印していく。しかし妖怪の姿は誰にも見えないため、ほかの人には信じてもらえない。あげく、忍以外のクラスメイトからうそつき呼ばわりされて、クラスで孤立。次第にやる気を失っていく。
結
そんなとき妖怪が、邪魔な天音をおどすために、忍やクラスの全員をさらっていった。妖怪の名は、御手痛鬼(おてつき)。人間の腕を奪う妖怪だ。天音はみんなを取り戻そうとするが、あまりにも強い妖怪に太刀打ちできない。
妖怪は、さらった子どもたちの息の音を止めようと、これまで奪ったたくさんの人間の腕を取り出して、みんなの鼻と口をふさいだ。そのとき、クラスのみんなやいじめっ子までが、天音を手話で応援しているのが見えた。忍が天音のために、ひそかにみんなに手話を教えてくれていた。天音は妖怪を封印して、ヒーローになる。
【キャラ】
天音(あまね)
主人公。小4の少年。耳が不自由で、補聴器をつけて生活している。気が弱くて、優しい性格。「目立たないように生きてるのが楽」といっているが、本当は小さいころから、敵をかっこよく倒すヒーローにあこがれている。
学校生活は手話ができるクラスメイトの忍にサポートしてもらっている。ほかの人間には見えない妖怪の姿が見え、妖怪の声を聞くことができる『あやかしの耳』を持ち、ある日手に入れた『妖怪ずかん』のページを開くことで、中に妖怪を封印する。
好きなものはヒーローが活躍するマンガやアニメ。嫌いなものは宿題と親や先生の説教。
忍(しのぶ)
天音のクラスメイトの女子。気が強くて、困ってる人は見捨てておけない正義感の強い性格。「人を助ける仕事がしたい」と将来は看護師になりたいと思っている。最近は放課後、図書室で将来のために手話を勉強していて、授業で天音のサポートをしている。
妖怪の姿は見えないが、小さいころから妖怪の話が好きなため、知識が豊富。天音に妖怪の知識を教えることで、妖怪封印のサポートをする。
好きなものはケーキと、妖怪がでてくるお話。苦手なものは、虫。
【敵の妖怪たち】
●赤ブキミちゃん
ブキミな顔で、赤いずきんをかぶった女の子の妖怪。
雨の日に子どもの傘の上に突然、血の雨を降らせて、びっくりして傘をはずした瞬間に、斧で首を斬り落とそうとする。
●ユーチューババア
スマホの中に棲む、おばあさんの妖怪。
子どもが家で、ひとりでスマホの動画を見ていると、自分で作った動画をおすすめして、見せようとする。うっかり見てしまった子どもを、異次元の世界に引きずりこむ。
●魂(たましい)拾い
野球のユニフォームに身を包んだ少年の姿の妖怪。
ずっと球拾いだった野球部の男の子が、事故で亡くなって妖怪になった。放課後のグラウンドにいる人間の魂を、ボールと勘違いしてうばいとり、とられた人間は死んでしまう。
●御手痛鬼(おてつき)
腕に包帯を巻いた大人の姿をしているが、正体は巨大な鬼。
街中で子どもに「ウデワイル?」と声をかけてきて、きれいな腕輪を見せてくる。「いらない」と答えると「腕はいらないっていったよね?」といって、両腕をもぎ取っていく。