第1話

文字数 165文字

ペダルを踏み加速させて暖かくも冷たくもない空気の中を進んで目的地なんてなかったのにブレーキをかけて地面に足をつけた場所が何故か終着点のような気持ちになった。近づきたかった場所はどんどん遠のいていくのに何の目論見もなく漂っている時は何故か離れていかない、ということが寂しくて切なくて。なのにちっとも悔しくなくて。

〈完結〉
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