第1話

文字数 1,550文字

「ダメダメ★モンスターズ」

コンセプトとあらすじ
「モンスターと人の間の子の学校で狼男なのに気が弱い少年が仲間と学校の問題に立ち向かう」

春から中1になった狩野ハルは優しくて気が弱い少年だが、身の危険を感じると狼男に変身してしまう。ハルはモンスターと人間の間に生まれたダブル。同じダブルの子が通う学校に通う。1か月で能力を最大限に引き出す課題を課せられるが、グループを組んだ魔女、ゴーレム、ミイラのダブルの仲間と一緒に、エリート学生たちの不正を目撃。だが周囲には信じてもらえず、四人だけで協力して不正に立ち向かい、最後に課題もクリアする。

起・
中1のハルは入学初日から遅刻しそうなのに、不良にからまれてる男の子をかばう。ハルはモンスターと人間の間の子(ダブル)で、身の危険を感じると狼男に変身するが、全く強くない。ピンチのとき、高飛車な魔女とのダブルの子・ウイカに助けられダブルの子が通う学校に登校。

承・
入学テストで知力・体力とも最下位だったハルは、ダブルならぬ「ダメル」のあだ名がついていた。生徒たちは1か月で能力を最大限に引き出す課題がクリアできなければ退学になってしまう。生徒同士でグループを組んで課題に取り組むのだが、誰からも相手にされない四人が残る。

転・
あぶれたのはハル、ウイカの他に、ゴーレムの子・岩男、ミイラ男の子・まみみ。四人はダメな上に個性もバラバラ。上手くまとまらないが、放課後に吸血鬼の子・京也たちがテストの問題を盗み出すのを発見。しかし信じてもらえず、自分たちで証拠をつかもうとするがトラブル続き。

結・
課題の成果発表の日、京也の炎が校舎に燃え移り、四人は協力して生徒全員を救助し、ウイカ・岩男・まみみの能力は最大限になる。一方ハルは無人の校舎に向かい、閉じ込められた猫を助けるため能力が最大限に。助けた猫が盗みの証拠をくわえており、京也は学校から追放された。


キャラクター

狩野ハル 中1 
狼男と人間の女性の間に生まれたダブル。体が小さくて気が弱いが、優しい性格。身の危険を感じると狼男に変身してしまうが、本人は周りを怖がらせていないかといつも不安を感じている。
入学テストで知力・体力ともに最下位だったため、周囲から「ダメル」と呼ばれている。
能力を最大限に引き出すと、怪力になる。

眠田ウイカ 中1 
魔女の娘であるダブル。成績優秀だがプライドが高く、いつも周囲から浮いている。自分の苦手なことには言い訳して、手を出さない主義。魔女にとって重要な蛇やカエルが、大の苦手。
入学テストで知力は極めて優秀だったが、運動嫌いで体力が絶望的。
能力を最大限に引き出すと、風よりも速くほうきで飛べる。

石山岩男 中1 
ゴーレムの息子であるダブル。体がクラスで一番大きくて、無邪気で好奇心旺盛な性格。相手を疑うことを知らないため、騙されやすい。猫を何匹も飼っており猫の悪口を言われるとキレる。
入学テストで体力はトップクラスだったが、知力がまったくダメ。
能力を最大限に引き出すと、遠く離れた場所の音を聞き取れるようになる。

砂川まみみ 中1
ミイラ男の娘であるダブル。頭脳・体格すべてにおいて平均的で、自分の意見を表に出さない性格。その分「個性のない自分」という悩みを、ひとりで抱え込んでしまうところがある。
入学テストでは知力・体力ともにちょうど平均で、「史上最も無個性の生徒」と言われる。
能力を最大限に引き出すと、相手の傷を一瞬で治すことができる。

守山京也 中1
吸血鬼の息子であるダブル。入学テストで知力・体力ともにトップの成績で合格。教師の期待と生徒の人気を集めている。だが裏では、仲間を集めテストの問題を盗んで売りさばいている。
入学当初から能力を最大限に引き出しており、炎を身にまとって自在に操ることができる。



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