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 「じゃ、次は私の理想を話すわ。仕事のことよ。会社経営を通して、想ってることがあるから、聞いてほしいな。」そう言って、エレナは、語り始めた。

 「私にとっての仕事は、やりたいことをやったことが、社会に認められること。私のやりたいことが、どこか、誰かの、役に立ってるってことを自覚したい。だから、会社を経営しているし。」弥一は、聞きながら、エレナを称賛した。

 「すばらしい、エレナ。エレナの理想が、仕事の現状だってことだよね。ちゃんと自分の理想通りになってるってことだよね。ちゃんと自覚できていることが、とってもすばらしいことだと思うよ。」弥一は、気づいたら拍手していた。

 「他に仕事について、エレナの理想はある?」と、弥一は、聞いた。

 「そうね…。今の事業以外に、やりたいことがあるから、私がやる事業全部が、役立ってるってことを自覚することが理想だね。仕事だと、それ以外は望まないわ。」エレナは、どこか満足げに答えた。

 「仕事の理想は、本当にやりたいことで生計を成り立たせていけるってことかな。これも、エレナと同じだね。自分が本当にやりたいことで生計を立てられれば、自分以外の人も本当にやりたいことを見つけて生計を立てられるってことだから。そう信じているから。」弥一は、エレナと理想が、また同じことが、とても嬉しかった。

 「皆が、本当にやりたいことを仕事にできたら、どんな社会になるだろー。皆、仕事が楽しくて、嫌々仕事やったり、ハラスメントがなくなったり、労働環境もとっても良くなるのかなー。」エレナは、楽しそうに言った。
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