クグリック・ゴイネン

文字数 529文字

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【 ネフュラ 】主要会員。
【 PPPP 】成立始動の立役者。

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 浅黒い肌。少し縮れた濡れ鴉色の黒髪。
 黒檀か石炭のようなキラキラ光る瞳。
 中肉中背というより、やや堅肥りの短躯。
 横幅が広めの童顔。
 自称『なかなかのハンサム』。

 実はクグリックのほうが 名字 (ファミリーネーム)らしい。
 東欧の少数民族をルーツに持つらしい。
 そのあたり本人もあまり詳しくなかったが、
 第一次・第二次の世界大戦の前後に、
 ユダヤ狩りや反オーストリー(あんちハプスブルグ)戦線や、イスラムとヒンズーとキリスト教圏どうしの細かい縄張り争いや、放浪族(ロマ)をも巻き込む民族紛争や…
 何だかんだで、いち早く父祖の地を離れて新大陸に渡った親族があって…
 その後、その一家を頼りに、一族ぐるみの幾度かの、波状移民が行われた…らしい。
 本人はいちいち名前と名字の訂正を面倒がっていたので。
 当時の公式?書類や資料のほとんどにも、ゴイネンのほうが姓として記されている。

 快活で豪放磊落?で、とことんマイペース。
 そのくせ他人に対する気配りは案外細かく気が利いて。
『生まれついての天才仲介人(ネゴシエイター)
 というのが、往時の報道陣によって奉られた敬称?のひとつである。

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