第1話
文字数 1,590文字
ミヒカのすむほしのむらには10ねんにいちど「ほしふりのよる」がおとずれます。
このよるはいつものなんばいものほしがそらにかがやき、ふるようにみえることからこのなまえがつきました。ほんとうにほしがふってきたこともあるそうです。
むらのこどもたちにはたいせつなやくめがあります。それは「ほしふりのまい」をおどること。こどもたちががおどると、ほしのかがやきがますのです。
ミヒカはおどることがだいすきなので、がっこうやいえでたくさんれんしゅうをしました。
ほしふりのよるがやってきました。そらにはいつもなんぜんばいものほしがひかっています。
「きょうはほしがふるひだよ。」
おとうさんがミヒカにいいました。
このそらをはじめてみたミヒカはうつくしさのあまり「ほぅ…。」とためいきをつきました。
ミヒカがおどるじかんになりました。
こどもたちがほしのかたちをしたステージでおどっていると、ほしぼしがいろとりどりにひかり、がかがやきをましました。
おどりがおわると、ひとつのほしがひときわひかり、ミヒカにむかっておちてきました。
ミヒカはりょうてをのばしてほしをつかまえました。
うでのなかでほしがないていました。しかし、なにをいっているのかわかりません。
ほしはいつもえにかく「ヒトデ」のようなかたちをしており、めとくちがついています。
「ほしがふってくるなんてなんねんぶりかのう。」
「わたしははじめてみたわ。」
ミヒカのまわりで、むらのひとがはなしています。
むらのおさがにじいろにかがやくこんぺいとうをミヒカにさしだしました。
こんぺいとうはほしのかたちににているため、このよるにみんながたべるおかしでした。
「このこんぺいとうをたべるとほしをはなすことができるぞ。」
ミヒカがこんぺいとうをたべると、ほしのこえがきこえてきました。
「おうちにかえりたいよう。」
「このこはまいごなんだわ!」
ほしのなまえは「ホシヤ」といいました。
「おうちはどこにあるの?」
ホシヤにたずねるとうえをみあげていいました。
「あまのがわのちかくだよ。」
ミヒカのおかあさんがいいました。
「おうちまでつれていってあげたらどうかしら。」
「どうやってそらにいけばいいの?」ミヒカがききました。
おかあさんがほほえみ、つけていたイヤリングをかたほうミヒカにつけました。
ミヒカがちゅうにうきました。
「わたし、ういているわ!」
そのばでちゅうがえりをすると、むらびとたちがはくしゅをしました。
「ホシヤをおうちにおくってくるわ。」
「きをつけてね、ミヒカ!」
あまのがわはまるでたいようのようにかがやいています。
「ほしのむらのおんなのこがくるなんてめずらしいねぇ。」
ほしたちのこえもきこえてきます。ミヒカはそのひとつのほしにききました。
「このこのおうちをしりませんか?」
ほしはホシヤをみていいました。
「もうすこしあまのがわをじょうりゅうにいったとこにあるはずだ。」
ミヒカとホシヤはおれいをいってあまのがわのうえへとんでいきました。
すると、とおくからこえがきこえてきます。
「ホシヤ―!どこにいるのー!」
「ママだ!」とホシヤがいいました。
ぶじにホシヤはうちにかえることができました。
「ミヒカさん、ありがとう。わたしもむかし、むらにふったことがあるのよ。そのイヤリングはそのときにあなたのおかあさんにあげたものなの。」
ミヒカはびっくりしました。おかあさんもほしとおはなししていたなんて!
ミヒカはホシヤとホシヤのおかあさんとわかれ、むらへかえることにしました。
ミヒカのすがたがみえると、むらびとはかんせいをあげました。
ふわり、とだれかがうかんでこちらへむかってとんできます。
それはミヒカのおかあさんでした。
「おかえり、ミヒカ。」
「ただいま、おかあさん!」
ふたりのみみについているイヤリングがきらりとひかりました。
このよるはいつものなんばいものほしがそらにかがやき、ふるようにみえることからこのなまえがつきました。ほんとうにほしがふってきたこともあるそうです。
むらのこどもたちにはたいせつなやくめがあります。それは「ほしふりのまい」をおどること。こどもたちががおどると、ほしのかがやきがますのです。
ミヒカはおどることがだいすきなので、がっこうやいえでたくさんれんしゅうをしました。
ほしふりのよるがやってきました。そらにはいつもなんぜんばいものほしがひかっています。
「きょうはほしがふるひだよ。」
おとうさんがミヒカにいいました。
このそらをはじめてみたミヒカはうつくしさのあまり「ほぅ…。」とためいきをつきました。
ミヒカがおどるじかんになりました。
こどもたちがほしのかたちをしたステージでおどっていると、ほしぼしがいろとりどりにひかり、がかがやきをましました。
おどりがおわると、ひとつのほしがひときわひかり、ミヒカにむかっておちてきました。
ミヒカはりょうてをのばしてほしをつかまえました。
うでのなかでほしがないていました。しかし、なにをいっているのかわかりません。
ほしはいつもえにかく「ヒトデ」のようなかたちをしており、めとくちがついています。
「ほしがふってくるなんてなんねんぶりかのう。」
「わたしははじめてみたわ。」
ミヒカのまわりで、むらのひとがはなしています。
むらのおさがにじいろにかがやくこんぺいとうをミヒカにさしだしました。
こんぺいとうはほしのかたちににているため、このよるにみんながたべるおかしでした。
「このこんぺいとうをたべるとほしをはなすことができるぞ。」
ミヒカがこんぺいとうをたべると、ほしのこえがきこえてきました。
「おうちにかえりたいよう。」
「このこはまいごなんだわ!」
ほしのなまえは「ホシヤ」といいました。
「おうちはどこにあるの?」
ホシヤにたずねるとうえをみあげていいました。
「あまのがわのちかくだよ。」
ミヒカのおかあさんがいいました。
「おうちまでつれていってあげたらどうかしら。」
「どうやってそらにいけばいいの?」ミヒカがききました。
おかあさんがほほえみ、つけていたイヤリングをかたほうミヒカにつけました。
ミヒカがちゅうにうきました。
「わたし、ういているわ!」
そのばでちゅうがえりをすると、むらびとたちがはくしゅをしました。
「ホシヤをおうちにおくってくるわ。」
「きをつけてね、ミヒカ!」
あまのがわはまるでたいようのようにかがやいています。
「ほしのむらのおんなのこがくるなんてめずらしいねぇ。」
ほしたちのこえもきこえてきます。ミヒカはそのひとつのほしにききました。
「このこのおうちをしりませんか?」
ほしはホシヤをみていいました。
「もうすこしあまのがわをじょうりゅうにいったとこにあるはずだ。」
ミヒカとホシヤはおれいをいってあまのがわのうえへとんでいきました。
すると、とおくからこえがきこえてきます。
「ホシヤ―!どこにいるのー!」
「ママだ!」とホシヤがいいました。
ぶじにホシヤはうちにかえることができました。
「ミヒカさん、ありがとう。わたしもむかし、むらにふったことがあるのよ。そのイヤリングはそのときにあなたのおかあさんにあげたものなの。」
ミヒカはびっくりしました。おかあさんもほしとおはなししていたなんて!
ミヒカはホシヤとホシヤのおかあさんとわかれ、むらへかえることにしました。
ミヒカのすがたがみえると、むらびとはかんせいをあげました。
ふわり、とだれかがうかんでこちらへむかってとんできます。
それはミヒカのおかあさんでした。
「おかえり、ミヒカ。」
「ただいま、おかあさん!」
ふたりのみみについているイヤリングがきらりとひかりました。