第1話

文字数 1,109文字

俺は岡(おか)、大学生で付き合っているんだ、同じ学部の山原日向と。
そしてウーバーイーツの配達員でもある。そんなある日のことだった。
「マクドナルド・・・」
とマクドナルドへと向かった途中の出来事だった。
(あれは・・・妖精?いや馬鹿な・・・そんないるはずない)
こちらへ向かってきた。幻覚なのか・・・?
そして通りかかった瞬間。
赤褐色の血が腹から出てきた。考える暇なく俺はバイクから転び落ちた。
ズドン・・・
「?あれは・・・殺人かっ?」
そして駆け付けた。彼は探偵だ。
「大丈夫ですか?」
意識がない。
「110当番だ・・・」
急いで110当番を鳴らし警察が来た。
「目撃しましたか?」
「はい、バサッっていう音がして、血が出ていて、」
「ご職業は?」
「探偵です、」
そして翌日。
「昨日・・・深夜、配達中に岡浜太郎さんが変死した状態されたで発見され目撃した男性に聞きました」
「おぉー」
ズドン!
バッタンバン・・・
「あなたが殺したのね?」
「えぇ、そうですけど、あなたの依頼通りに、」
「殺すんじゃなかった・・・浜太郎を、」
「あなたが、殺してくれっといったんでしょ?」
そして思い出が蘇った。
「付き合って下さい」
夏のある日、岡が告白してきたのだ。
(絶対に断れ・・・断れ・・・)
「いい・・・です・・・)
(何言ってるんだ、私!)
そしてOKしてしまった日向。
(やった・・・できた)
喜んだ岡だったが、日向は嫌いだった、でもOKと言ってしまったのである。
デートなどはしたが嫌いなので探偵の依頼したのだ。
「なるほど・・・分かりました、」
「殺してやってください」
と何も考えずに言ってしまった私はダメな人間だった。
「あの時、あんなことを言わなかったら良かったのに・・・」
「でも、もう変えられません」
雫が滴り落ちた。
「返して・・・・岡を返して・・・・」
「自分がやってしまったことに反省してください」
探偵はそう言った。
そして何もできない日向は帰った。
「ノーム!」
「何でしょうか、探偵さん」
「山原日向を殺せ」
「分かりました。」
昔の頃が蘇った。
「ここはどこなの?」
「妖精さんですか?」
「ノームと言います。ここはどこなのですか?」
「私についてきてください」
(今でもノームを見つけてくれたあの人には感謝しないと)
「やっぱり私は何のために」
雨が降り始めた。
「別れようって言えばよかったのにな・・」
と自分の犯したことを考えている。
「あれは?妖精?」
幻覚だ・・・多分考えていて・・・
通りかかると、
ズバッ!
赤褐色の血が流れる。
「噓・・・私殺された・・・誰が・・・」
倒れた。
血は雨のせいで用水路に流れていく。
「殺したか?」
「はい、」
「証拠はなくなった、これで完璧だ」
一体探偵なのか、殺人犯なのか。





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