第１話

ひろゆきさんが「貧乏だと頭が悪くなる」　家の本の数とは関連する。悪循環を絶つにはミニ図書館をどんどんつくることだ。静岡の山間部の図書館のない所に、カレー屋さんが子供たちのために6000冊の図書館をつくり居場所づくりをした。
　知的で文化的な市民とは、知的好奇心にあふれ、読書、博物館など文化施設をめぐり、映画、観劇、思慮深く考え、民主的に世の中を改善するために学ぶ人たちだ。刺激しあい、知る、考える、問題解決する、アイデアを出す、創造する楽しさを味わう人たちだ。そうした人を増やすには、考えるきっかけや気づき、問いを与えることだ。
　身近にミニ図書館が増えたら、気軽に知的で文化的な習慣を身につけることができる。黒板とキッチンに本棚ができたので、私も本を置いた。いろんな人がおすすめ本を置いたらいい。物を無償で寄付し、誰もが自由にもらえるという取り組みから『窓際のトットちゃん』もいただいた。