『クライモリ(2021年)』  バイオハザードやね【60点】

文字数 1,540文字

【あらすじ】




 逃げ場のない森の中で食人鬼に襲われる恐怖を描き、2003年の第1作からシリーズ計6作が製作されたスプラッターホラー「クライモリ」をリブート。


 キャンプをするため友人5人とともにバージニア州の小さな町レンウッドを訪れたジェンは、アパラチア山脈の自然歩道を満喫していた。


 しかし、好奇心からコースを外れて森の奥に入っていった一行は道を見失い、やがて突然転がり落ちてきた倒木に1人が頭を潰されて死んでしまう。


 気がつけば周囲には数々の罠が張り巡らされており、彼らは森の中に捕らわれてしまう。


 6週間後、消息を絶った娘のジェンを捜しに父親のスコットがレンウッドにやってくるが……。


 オリジナル版を手がけた脚本家アラン・B・マッケルロイが今作でも脚本を担当。




【冒頭紹介】




 スコットは、行方不明となった娘を探しに、田舎にやってきていた。


 6週間前。


 ジェンたち6人の若者たちがハイキングをするために、田舎町にきていた。


 ハイキングをする前に「ハイキングはルート通りに歩いたほうがいい」と忠告を受けたにもかかわらず、道を外れてしまうジェンたち。


 山道を歩いていると、突然大きな木が山の上から転がってきたが・・・。




【門平善照と美雪雪音の映画語り】




門平「はい、こんにちは。門平と美雪の映画紹介です」


美雪「こにゃにゃちわぁ~。美雪チャンダヨー」


門平「(美雪さん。まだキャラクターがさだまってないんだなぁ・・・)今回ご紹介する映画は『クライモリ(2021年)』ですね」


美雪「あの人気ゲーム『バイオハザード』を作った制作スタッフが着手してるってことで、話題になったやつね」


門平「だいたい有名ゲームや有名作家さんをPRしている映画は、嫌な予感しかしないんだけどなぁ。まあなんか、嫌な予感が当たったって感じでしたね。ところで美雪さん。『クライモリシリーズ』知ってます?」


美雪「奇形の怪人たちが襲ってくるやつでしょ? あと、とにかくグロい」


門平「そう。クライモリシリーズといえばそれ。人体破壊がひどいんで、人を選ぶやつ」


美雪「もう見たくなくなったわ。それにしても、よくシリーズができたわね?」


門平「やっぱり1作目のインパクトがすごかったからね。いやーおもしろかったなー」


美雪「その後のシリーズが途絶えたんでしょ? 6作品も続いたのに」


門平「設定がコロコロ変わって安定せず、けっきょくあいまいな状態でしたからねー。とりあえず、クライモリはシリーズの1作目だけ見とけばいいですよ。どんなんか見たい方は。グロいけどね(ニヤリ)」


美雪「今作のクライモリはぜんぜん違うじゃない。奇形が出てくるといえば出てくるけど、あれ拷問された後だし」


門平「リブート版(再構築)だからね。みんな怪人を期待すると思うんだけど、やっぱり予想がつくから、違うことやりたかったんでしょうな。まさかの『新国家』が出てくるとは思わなんだ」


美雪「前半は変わってて良かったのにね。後半はちょっとダレたかなー。ヒロインが覚醒して、クライモリ伝統的の強いヒロインは鉄板よね」


門平「そうね。今回のヒロインは王に抱かれて覚醒したからね。美雪さんはあの王どう思う?」


美雪「わりと許容範囲でした。胸毛がかゆそうだったけど」(←有りなようです)


門平「なんでそこは怪人じゃなく、イケメンなオジサン出してきたんだろうねぇ」(神よ)


美雪「それよりもヒロインの彼氏よ! めちゃくちゃ意識高いこと語っといて、女を誘っといて、最後にぶっ殺されるなんてどうなってるの!」(憤怒)


門平「あれはもうしかたないよ。自分より年上のオジサンに彼女寝取られたら、そりゃやる気なくすわ。俺にはわかる。彼の気持ちが」


美雪「もうこの映画、それしか記憶に残らないわ」


門平「俺も」(終了)

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