プロット本文
文字数 966文字
・起
主人公は小学六年生の女の子、スバル。
走るのが好きだが足を怪我してしまったスバル。
スポーツが出来ずモヤモヤしていた時、高速で飛び回る謎のドローンを目にする。
操縦していたのは、クラスメイトの男子、ミカゲ。だがその操縦は下手だった!
試しに、とスバルに操縦させてくれるミカゲ。するとスバルは、自分で思っていた以上の操縦テクニックを発揮する。
ちょっとだけ面白いと思うスバル。眼を輝かせるミカゲ。
「スバルさん、僕と一緒にドローンレースに出てみない?」
・承
興味本位でドローンレースに出場することになるミカゲ。
ちょっとした練習の後、予選大会に出ることに。
ミカゲの調整したドローンとスバルの操縦技術で、予選をどうにかトップで通過する。
「ひょっとして私たち、めっちゃ才能ある!?」
浮かれるスバルだが、ミカゲは油断していない。
考えすぎじゃないかと思うスバルの元に、他の予選を通過したライバル、ツバキから練習試合の誘いが入る。
その練習試合で、スバルの操縦スキルが足らず、ツバキに負けてしまう。
更にツバキは、ミカゲを自分のチームに誘う。素人に任せるよりいいのでは、と。
落ち込むスバル。自分はミカゲ機のパイロットに相応しくないのでは?
・転
ミカゲと距離を取ってしまうスバル。
だがふとした拍子にドローンレースの熱狂を思い出してしまう。
自分が思っていた以上に、ちゃんとレースにハマっていたと気付くスバル。
そこへミカゲが調整した機体を持ってくる。操縦はしやすいが、速さを抑えた機体。
「一緒に勝ちたいんだ」と話すミカゲ。彼の優しさを感じつつ、首を振るスバル。
「やるならさ、最速でしょ?」
本気のミカゲ機で勝ちたい、と思うスバル。
練習に打ち込む。
・結
大会本選。鍛え直したスバルはツバキとも対等に渡り合う。
途中で衝突などのトラブルもあったが、最後にはツバキを倒し優勝するスバル。
優勝を喜ぶ二人は、けれどそこで満足しなかった。
機体を再調整し、今度はもっと速く! と頷きあう二人。
最初はスポーツの代わりにと始め、ミカゲの夢を手伝うだけだったスバル。
だが今では、スバル自身の夢として、一つの目標を掲げられるようになった。
「最速のドローンレーサーになりたい!」
・備考
ドローンを用いたレースを題材にしたスポーツもの。
体育会系な女の子スバルと、文化系なミカゲの関係性の成長などを描く。
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