プロット

文字数 842文字

起)
主人公の伽羅くるみ(きゃら・くるみ)は絵を描くことが大好きな小6の女の子。
ケーキ屋「洋菓子セイラン」の息子である九鬼翡翠(くき・ひすい)は幼なじみで初恋の相手。
高3の彼をひーちゃんと呼んで慕っていた。
実はくるみと翡翠は魔法使い。くるみは絵に、翡翠は洋菓子に魔法の力を込められる。
二人は魔法を使って友人や家族など多くの人を笑顔にしてきた。

承)
ある日くるみは公園で一人たたずむ少女、大宮ミヤビ(おおみや・みやび)を発見する。
図書館で行われている紙芝居の読み聞かせを見に行くはずが
親の用事が入り行けなくなったことに怒って飛び出してきたのだと言う。
泣き出したミヤビを慰めるためにくるみは即興で紙芝居を描くことを思いつく。
もらっていた翡翠手作りのキャラメルクッキーをミヤビに渡して
魔法をこめながら描いた紙芝居を披露するとミヤビは大喜び。
紙芝居が終わるとミヤビを探していた親が現れ、明日も見に来ると言い帰って行った。

転)
翌日の学校帰りに公園へ向かったくるみ。だがミヤビの姿はない。
帰ろうとするとミヤビの親が青い顔をして走ってきた。
実はミヤビは有名人気子役のMIYAで、学校帰りに行方不明になってしまったらしい。
くるみは翡翠と協力してミヤビを探すことになった。魔法を駆使して町中を探しまわる。

結)
ついにミヤビを見つけた二人。彼女は翡翠の家「洋菓子セイラン」にいた。
紙芝居を見ながら食べたキャラメルクッキーがとてもおいしくて
似たクッキーがないか町中のお菓子屋を探していたのだと言う。
「だってあれはお姉ちゃんのために作られたクッキーでしょ?
お姉ちゃんが大好きってきもちがいっぱい入ってたよ。それを横取りしたくなかったの」
そう言われて両想いであることを知り赤面する翡翠とくるみ。
ミヤビが帰ってから改めて告白する翡翠。二人は恋人として付き合うことになった。
くるみは両親と翡翠に相談して公園での紙芝居を続けることを決意する。
紙芝居を見た人が笑顔になれる魔法を込めて、今日もくるみは新作紙芝居を描いていく。
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