地元

文字数 141文字

 山沿いの集落で育った後輩から聞いた話。故郷の山の中にある草原では老若問わず女がよく転んでしまう。念入りに点検しても、いつの間にか草が結ばれているのだ。女達は「山の神は女性が多い。意地悪しているのだ」、男達は「あの草原にスケベな何かがいるんだ」と意見が真っ二つに分かれていたという。
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