第1話 喫茶店の朝

文字数 179文字

喫茶店の朝

 重々しい音とともに
 古めかしい木製の扉を開くと

 コーヒー豆をひく音、
 焙煎する匂い

 乳白色の朝陽の中で、
 馴染みの客は皆寡黙。

 時折、朝刊をめくる音のほか、
 店内にマスターの好み、
 アメリカ南部のジャズが静かに流れる。

 パンが灼ける匂い、
 チーズとバターの芳醇な香り、
 モーニングができると
 馴染みの客はもん切り方の
 挨拶から会話を始める。

 

 
 
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