鈴鹿歌音

文字数 1,818文字

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ここは、ダンゲロス町。

今日は、ここにあるダンゲロス学園で開催される『芸術文化祭』が開催される。

『芸術文化祭』は、芸術性のある魔人の力を持った人たちが自らの能力を使って自分を世間にアピールする場所。

clanon213

遂に芸術文化祭の日が来たわ。あたしは、今回セッションのメンバーに選ばれているんだから頑張らないと……
小野寺さん、あなた意気込みすぎです。こういうのは、自由気ままにいかないと自滅しますね
カオルさん……。あたしは、今回は本気なのよ!!    あなたと一緒にセッション出来るのは嬉しいわ。でも、あなたはどうしていつでも輝いているのか知りたいわ
それは、私の魔人の力ですね。私は、あなたの魔人の力をも輝かせる事が出来るのです。だから、本番はよろしくお願いします。小野寺さんの華道の実力を見せつけるチャンスです。私もフォローします。これが、私の魔人としての能力なんですから
あたしはあなたのようにはなれないわ
ほら、自信をなくさないでください。小野寺さん、そろそろ私たちの出番です。ステージに行きましょう!!
そうだね♪    行こうか、カオルさん!!
行きましょう、小野寺さん!!    私たちの実力を世界に見せつけてやりましょう!!
気がついたときには、花梨とカオルは舞台裏にいた。

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さすがの私も緊張しますね
ヤバい……緊張で死にそう……
小野寺さん、文化祭実行委員会ですよね。もっと自信を持ってください。そんなに握っていると花の茎がダメになってしまいますよ!!
ごめん、あがり症だというの伝え忘れてた……
大丈夫です!!
えっ?
小野寺さんは、毎日頑張っていたので私たちは成功します。うまくいくおまじないをかけてあげます
カオルは、花梨の手の甲にキスを落とす。

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ありがとう、カオルさん。少しドキドキしたけど緊張なんかどこかに飛んでいってしまったわ。頑張りましょう!!
あなたはそうじゃなくちゃいけませんね。そうじゃないと私の気が狂いそうになります
成功させよう!!    あたしたちの芸術を!!
次は、花梨さんとカオルさんの華道と輝きを合わせた魔人アートセッションです。カオルさんの輝きと花梨さんの華道の実力に注目ください。

では、どうぞ!!!!

遂に始まる!!!!
行きましょう!!   皆様、私の輝きを見てください!!
キラキラと輝きを纏って舞台袖からカオルが現れると観客席のボルテージが一気に上昇する。

clanon213

きゃぁぁぁ~!!    カオルさま!!
カオルさん、可愛いぞ!!
ふぃるもカオルさま、大好き!!    キラキラがキレイ!!
私の華道をあなたに届けたい!!
キレイ……正樹お兄ちゃん、ふぃるもキラキラ出したい
それは無理やろ。わいら、芸術の魔人ちゃうし……
華道のお姉ちゃんもすごい……。花からウサギさんが生まれたよ♪
これが私の力ですね♪
これがあたしの華道の力♪
花梨とカオルのセッションが終わった。周りは拍手喝采。満員御礼。なりやまない拍手に花梨とカオルは、観客席に笑顔を見せたのであった。

clanon213

芸術文化祭が終わった。

後片付けの前に後夜祭のフォークダンスがある。

花梨とカオルは、フォークダンスの会場を抜け出し、舞台に来ていた。

clanon213

高校最後の文化祭……成功して良かったわ。ありがとうね、カオルさん
い……いきなりお礼なんて……ちょっと調子狂います!!
だって、最高の芸術文化祭だったんだもの♪
私は、これが最後だとは言ってませんよ。だって、私は小野寺さんの芸術文化祭でのパートナーなんですから
それはいったいどういう事?
私は、小野寺さんの事が好きなんです。だから、一生私のパートナーでいてくださいね!!    あぁぁ、恥ずかしいです!!    言うつもりなかったのに……です!!
良いわよ♪    あたしもカオルさんの事好きだから。このまま一緒に学園ダンゲロス界の頂点を目指しましょ!!
これからもよろしくお願いします、小野寺さん!!
学生ではなくなってもあたしたちの絆が壊れることないわ。だって、あたしとカオルさんは、最高のパートナーなんだから♪
芸術文化祭は、大成功のうちに幕を閉じた。そのあと、花梨とカオルにはあらゆる企業からのオファーがあり、忙しい日々を送った。

花梨が卒業した後もカオルと一緒に芸術を作りあっていった。

そして、現在

clanon213

私のキラキラであなたを包み込みます!!
そこまで!
あたしの華道でみんなを幸せにするから♪

覚悟してね♪

終わり

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登場人物紹介

小野寺 花梨《おのでら かりん》

性別:女性

年齢:18歳

職業:高校生


特徴→華道部・生徒会書記・文化祭実行委員会に所属している女子生徒。花が大好き。今回、文化祭で能力を使用したセッションとアンサンブルのメンバーに選ばれる。


能力→華道・フラワーアレンジメントの流儀

生け花・ブーケに命が宿る能力。本気で使用したことがないのでどのような能力なのかは本人は理解していない。和風と洋風の花を取り入れたものを作り上げるのが得意。光の蝶や小動物が生み出された事もある。


学園イベントに参加する理由→文化祭を成功させるため


作成者→鈴鹿歌音


王姫カオル(おうきかおる)

16歳

女性

中性的な顔立ちの美少女/美少年。

資産家の娘であり、その立ち振る舞いは気品があふれている。

子供の頃から華やかな世界に憧れ、ファッションや化粧、幻想的な演出(ミュージカルなど)を勉強している過程で能力に目覚めた。


能力名:輝きを求めて

特定の人間の美貌や魅力を最大限引き出し、輝かせる能力。(自身でも他人でも可能)

例.化粧、ファッションでその人間の美貌を引き出す。

幻想的な照明、光を作り出すことができ、その人間を魅力を引き立てるなど。


好きなもの:甘い物、宝石、輝きに満ちた舞台。

嫌いなもの:辛い物、蜘蛛。

性格:落ち着いた雰囲気で優雅に振舞う。しかし、嫌いな辛い物や蜘蛛を目の前にすると、取り乱す。 

家族構成:父・母・執事・妹

友達:彼女のファンも含めると多いが、気の許せる友達は少ない。女子、男子の両方から人気が高く、ファンクラブがある。

喋り方:丁寧、わたしは~ですね。


実は歌が超音痴。


作者:榎本レン

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