①プロット

文字数 992文字

起)ごくごく普通の小学5年生、高月未海の父親は天才奇怪な発明家。小さい頃から、幼馴染で隣の家に住む千田樹と一緒にお父さんの作る発明品で遊んでいた。しかし、未海が5年生になった日、病弱なお母さんと未海を残して失踪してしまう。
幼馴染の樹は運動神経は学年一位でカッコいいのに、天然で元気すぎる男の子。5年生になっても「未海ちゃん!未海ちゃん!」と懐いてくる犬みたいで可愛い。でも、ツンデレな未海にはちょっぴり恥ずかしい。5年生になったのだがら、幼馴染だって男女は距離を置いた方がいいのかな……?と悩みを抱えていた。

承)未海と樹が帰宅中、突然怪しいスーツの男たちに追われることに。父親の発明品を使ってなんとか逃げることに成功。どうやら父親の最高傑作の発明品「あやつるん」という人の心を操ることができる機械を狙う、悪の組織がいるとわかる。この「あやつるん」を使えば世界征服も夢ではないらしい。父親の作ったものは自分で守りたいと意思を固める未海。また、お父さんの発明品を使って、桁外れの怪力を使えるようになった樹は自分が未海を守ろうと決意。
小学生二人の「あやつるん」護衛作戦が始まる。
何故か「あやつるん」の存在を知る隣のクラスのチャラいイケメン一柳理斗に樹が嫉妬して翻弄されたり、理斗と未海がデートをすることになったり。怪しい男たちが、お母さんが一人で寝込んでいる未海の家に侵入したり。未海の親友、岩越亜子と優しくて仲良しの養護教諭、宮春久先生に相談をしつつも、お父さんの残した発明品を使ってピンチを乗り越えていく未海と樹。

転)理斗の知り合いでありお父さんの教え子である横瀬香織に会うことで、「あやつるん」を狙うのは、お父さんのもう一人の教え子であるとわかる。
しかし、弟の友也を人質に取られた亜子の裏切りによって未海が捕まってしまい、「あやつるん」も黒幕の元に渡ってしまう。
「あやつるん」の使い方を知りたい犯人は、友也を人質に未海を脅し、未海を自分の思い通りに動かそうとする。

結)理斗と香織、そして亜子の協力により未海の元にたどり着いた樹は、お父さんの発明品と未海への恋のパワーで、未海と友也を助け出すことに成功。犯人を追い詰めると、なんと犯人は未海の学校の養護教諭、宮先生だった。間一髪のところで宮先生は逃げてしまうものの、樹は無事「あやつるん」と世界、そして未海を守ることに成功するのだった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み