第1話

文字数 4,326文字

「おい、いつまで寝ているんだ」
と、同棲している。狩野 春雨(かのう はるさ)が言う。
「もうちょっとだけ」
と、
「仕事遅れるって、真咲(まさき)がそんな態度すると僕と違って」
って、
「変なマウント取るなぁ」
と、
「変なマウントではない事実だろう。ほら早く」
「うん。分かった」
と、無理して起きる僕。無理して起きて準備をするのだ。そして食卓につくと美味しそうな匂いがして僕は目が覚めたのだ。
「美味しそう?」
と、言うと
「なんで?(はてな)がついている?本当は美味しんだろう?」
と、言ってきた。
「はい。美味しいです」
と、そして仕事場へ向かうなのだ。
 席は離れているのだ。僕はいつも眺めているのだ。すると同僚の入間(いりま)が、
「狩野さんと同棲しているくせにチラチラ見てんだよ。たまには離れてもいいんじゃないか?」
と、
「僕もそう思っている。僕も少ししつこいかなぁて、狩野だって1人になりたかったり,僕と離れたい時あると思う。僕もあるからだから僕だって気にしたくないよ」
「そういえば不思議だよなぁ?お前ら相性合ってないのによ。同棲なんてよくできてるなぁ」
「確かに。僕が酒飲んだ勢いでしかも入間とかその他大勢の前で狩野に告白して,さらに同棲しようっていうからさぁ。それを本気にしてさぁ。ある日の土曜日に荷物持ってきたから驚いたよマジで。みんなの前で告白したこと,同棲しようなんて言ったからさぁ。って聞いて恥ずかしいし,酒酔ったって言っても責任持ってよバカって、そもそも相性わるいよなぁ。仕事場でも僕だけに、
『お前は、字ミスが多いのになぜ誰にも聞かないんだ。バカ』とか、『お前は考えが浅いんだよ』とか。今日の朝起きれなかったら『いつまで寝ている』って、もうちょっとだけって言ったら『お前がそんな態度取ると僕と違って,遅刻するから』って、変なマウント取られたし、相性悪いけど心地はいいんだよなぁ」
と、
「恋人ではないけど確かに心地いい」
と、
「そこ、何話してる」
「神谷先輩。すみません」
「いや、ただ入間が大丈夫かって思って、迫っているやつ多いだろう?時期エースと言われてる。だから仕事多いだろう?」
って、
「神谷先輩それて、佐野(さの)さんができないみたいじゃないですか?」
「佐野は、エースの支え役だよ。裏エースだと僕は思ってるよ。みんな表でしかみてない。だから入間のこと、時期エースとか言うけど、佐野は裏エースだから、佐野は雑用は表エースとか言われるけど、佐野って自分が作ったりとか営業とかは下手だけど,アドバイスとかは立派だから,なんなら本当は今入間困ってんだろう?だから気分転換に話していたんだろう?佐野に聞いてみろう。なんで佐野ってなるけど,まぁ分かるはずだからさぁ」
と、自分の仕事に戻っているみたいだ。
「佐野聞いていいか?」
「あぁ」
と、聞かれて答えると、
「ありがとう」
と、
「いいよ。時期エースさん」
と、仕事してるとたまに聞いてきたのだ。昼休憩入間が声をかけてきたのだ。入間が教えて欲しいことがあると、僕は分かったと、2人で食堂で食べていたのだ。
「佐野さんて、隠していることある?」
「えっ、いきなり?」
「僕が知ってるだけでも3つ隠しているでしょう?」
「人って隠し事あっていいんじゃないですか?」
「まぁ、そりゃそうだけど1つは個人的にファンなんだけど,このアカウントお前だろう?」
「はい」
「ファンなんです」
「ありがとう」
「そして残り二つは会社に関係すること、他の秘密は、どうでもいいけど,会社に関係すること隠すなんてありえないけど」
「なんのことですか?」
「とぼけないでないよ」
「僕も思い当たることないんだよなぁ?勘違いじゃ無い?」
「えーと、一つ目システム管理をしてる」
「システム管理してるけど隠しては無いよ。それは入間が知らないだけ」
「新しいシムテムや色々入れてんだろう?さらに、外からの攻撃とか守ってるんだろう?」
「確かに入れますねとか言わないかも。それにみんなに気づかないように直しているかも」
と、言うと
「だからだよ」
と、
「ごめん。もう一つは何?」
「もう一つは、他の部署のやりとりとかこっそりしてるだろう。なぜかまたにこの件のことですよね?ってまだ言ってないのに分かっていたからびっくりしたよ」
「それも隠してないけど」
「隠してるだろう?他の人も驚いている」
「あっ、いました。佐野さん」
「どうした?蜜璃(みつり)さん」
「あの。ここのやつ違いますけど」
と、
「あぁ。ここかい?ごめん。ここ変更したんだよね。伝え忘れていたね」
「いいです。だから最初と合わなくて困りましたよ。後これを入間さんに」
「入間ならここいますが?」
「すみません。入間さんあの次回新規改革するときは,この値段までにしてください。今会社ピンチだから」
「どのくらいピンチ?」
「どのくらいって,先輩たちが言っているので分からないです」
「そうですか」
と、
「佐野さん何を考えているんですか?」
「少し調査しますね?」
と、驚いている2人を置いて僕はご飯食べて
「2人行くよ」
と、午後からは調査を始めたのだ。兄に連絡しながら調査したのだ。そして1ヶ月間調査して分かったのは、新期開拓に尽くしすぎて、結んだところを大切にしなくて離れていかれているのと、僕とは取れても社内全体の連携が上手く取れてなかったみたいだ。僕は兄報告してさらに、上にも報告した。上の人が
「佐野さんの兄さんが来るのか?あの鬼と言われている?」
「鬼じゃ無いですよ。そもそもこの会社のことでクレームがなぜか兄のところに来ていたみたいです。新規開拓に力入れて見捨てる会社があるって、その調査のために僕は入りましたのはうそです。僕はそんな兄みたいに経営指導の資格なんて持ってません。ただ僕が入りたいって思っていた会社にクレームがあったと,兄から聞いたのも入って,1年後ですから1年間僕も知りませんでした。それに信じてなかったです。信じていて早めに兄にいえばよかったんですけど、兄は鬼ではありません。鬼の理由は自己中だけ、兄は直したいと言ってましたが、兄は直せてないので鬼と言われるんです」
と、
「お兄さんはいつ来てくれると?」
「今から来るとのこと」
と、
「まぁそれまで僕は仕事に戻りますんで」
と、僕は後にしたのだ。
「佐野どこ行ってたんだよ」
「どうした?入間」
「佐野の相方狩野があいつどこにいるんだよって。最近家に帰ってからも冷めた感じで困るんだけど」
って、
「その狩野は?」
「席にいるよ。それで何か困ってそうだよ」
と、僕は近づき
「狩野」
「わぁ!佐野。珍しいな仕事場では」
と、
「入間から家でも冷たくされて寂しいとか言っていたと聞いたが。僕も少し詰め込みすぎてさぁ。だから冷たくなってたかもね。ごめん」
と、言うと
「うざいから辞めろよ」
と、言われた。
「へぇー。こういうやりとりをしなかったから寂しかったんでしょう?可愛いなぁ」
「おい。お前場所を考えろよバカ」
「バカなので、お構いなしですよ。それに僕が恋しているのみんなわかってると思ってんで」
「バカ。恋していること分かろうがここでやられると引かれるつの」
と、
「引かれて変な目で見られてもいいよ。僕は独立考えているから」
「はぁ?」
「はぁ?じゃ無いよ。狩野は引き抜きしようと思ってる」
「何言ってんだよ」
「まぁ、後後分かるよ」
と、
「後々って?」
「今は内緒だよ」
「おい。何イチャイチャしてんだよ。あの職場指導の鬼と呼ばれている佐野が来ている」
「あれ僕の兄だよ。訂正するが兄は鬼じゃ無い。自己中のせいで鬼と言われているだけで鬼じゃ無いから。兄だって努力して自己中を直そうとしてるのに鬼とか言わないでくれ」
「佐野の兄さん・・・。なんで指導が来てる?」「まぁ、色々と問題があってさぁ。さぁて僕も動かないと。今日のうちに色々手付きとかしないといけないから。だからさぁてやるからみんなはいつも通りにしてもらって、なるわけないか。警察いるぐらいの問題だったか?」
みんなパニックってる。だが僕は僕の仕事した。他の人たちの行き場の印刷とかしたのだ。そこへ警察が来たのだ。僕に事情話し僕は精神のところに電話かけたのだ。僕はみんなの机に紙を置きに回りそして、みんなと一緒に見たのだ。みんなショックをうけていると狩野が僕に近づき、
「もしかして、みんなの受け皿とか探していたのか?帰ってからも探していたのって」
「あぁ、そうだよ。ここの会社はそもそも取り壊し予定だったし,いい機会だなぁて。僕らの会社は兄の事務所の下のところ。元々八百屋だったけど他に負けて八百屋閉店して買い取り手がいないからいいよって」
「鬼の近くで」
「だから鬼じゃ無いって」
と。
 それからみんなそれぞれの会社に入ったみたいだ。それぞれのレベルだからやりやすいとか言っていたのだ。狩野さんと僕は兄の下の事務所で準備を始めたのだ。最初は大変だったのだ。そして整い運営もうまくいったある日の休みの日久しぶりにゆったりしていたのだ。狩野が
「真咲」
と、いきなり言ってきたのだ。
「今日は口調が優しいなぁ?どうした?」
と、
「いつまで待たせるんだよ。なかなか可愛い姿見せないし,それにのかなかか僕にスイッチ入れてくれないじゃん。早くスイッチ入れろよ」
「それはどう言うこと?」
「分からないとかバカ?」
「バカじゃないよ?そもそも分かれとかアホだよ」
と、
「アホって言うなぁ」
「何も言ってないよ」
と、言うと
「何も言ってない?嘘つくのか?」
「嘘はつかないよ?」
「嘘はつかないよって?ついているんだが?」
「それは、スイッチ入れてって言ったからだからスイッチ入れのためだよ?」
「それは後付けじゃない?」
「後付けかは秘密」
「秘密にしなくても後付けだろう?」
「もう台無しにしないでください」
と、言うと
「ごめん。僕も僕だなぁ」
と、言うと
「じゃぁ別の方法で入れてやる」
と、言って僕はキスをしたのだ。キスすると、
「下手なのか?こうだよ」
と、スイッチを入れることに成功した。成功したのはいいが、僕が受け入れ方が分からない。困っていると
「なんで君が困るんだ?」
と、
「僕は受け入れ方が分からないんだ。受け止め方が」
と、
「受け入れる側はやる側に身を任せればいい」
と、言ってきたのだ。
「身を任せるって」
と、
「まぁいいから」
と、身を任せてみたのだ。
 次の日僕は、起きて泣き出したのだ。すると、可能が
「真咲。何泣いてんだよ」
「春雨1人にしないで」
と、
「1人にしてないんだけど?」
「1人にしてるじゃん」
「可愛いなぁ」
と。
 そこから僕たちは関係が変わったのだ。前の職場仲間とたまに飲むとふんわりになった?とか聞かれるのだ。僕たちは内緒なんて言っているのだ。
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