第1話

文字数 268文字

家の扉が開く。
「ただいまー。」返してくれる人はいないだろと思う。やっぱりこのままだと友達が言ってた別の道もダメだろうなと感じる。辺りは暗い。

用を済ませた後、シャワーを浴び、体が綺麗になっていく。汚れが落ちると同時に隠していた思いが露わになる。なんで俺だけ卒業できないんだ。なんで俺だけこんな不幸なんだ。なんで俺だけ…。風呂場は明るかった。

タオルに包まれた後、違う服に身を包まれる。
辺りが暗い。

扉が開いた音がした。
暗がりの中、外に出ていくことに気づく。
こちらを不思議そうに見ている。
あなた、誰?
彼女は初めて見るような顔でこちらを見ていた。
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