第1話

文字数 270文字

同情とは、夜の闇の中で街灯に映し出される黒い川です。
そこに映し出されるのは、灰色の優しさ。濁った愛です。

私は弱者に同情すると言いながら、どこかで上から目線があったように思えてならない。

女性と交尾することが優先で、近しい人に心を開く努力もせず、挨拶礼儀も都合のいい時にしか守らない。

物事の価値観の優先順位が崩れているから、失敗した時に、非行に走る。

そうなるに違いないと、合理的教育の世界で育った人々が、合理的教育をし続けた結果、ダメになった時に、声掛けすらしない。

同情とは、秋の夜に白く光るため息です。
肌寒い季節。缶コーヒーが欲しくなります。
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