年齢を重ねて気づいたこと

文字数 611文字

 年齢を重ねて外見的な衰えを感じるようになりました。手のしわやあごのたるみ、体形の変化などが気になります。鏡を見るのが少し嫌になり、写真を撮ると、
すぐにアプリを使って美肌に加工したり、顎をシュッと上げたりしてしまします。
アプリを美肌設定にすると、おでこも美肌になって薄い毛が無くなり、ややハゲた感じになります。ハゲと美肌の処理のバランスは調整が難しく、奇跡の一枚を撮ろうとするわけだから、もはや現実の自分ではないしあがりになって、一人で失笑しています。できあがった写真の私は現実にはほぼいないので、あまりいい事ではないなと思いつつ、やめられないのです。
 三十代後半になって、なるべく長生きしなければいけないと思うようになりました。食生活を改善したり、良質な睡眠を心がけたり、ごくたまに運動について考えるようにもなりました。努力をした結果、朝早く起きれるようになり、生活が改善しました。
 外見的な変化はどうしても避けらません。ですが、内面が成長するように努力をしている今の自分が好きです。若いときに比べて体力も落ちて、体が動かなくなったり、できることが減りつつありますが、温泉が好きになり、春になると、木々や草花の風景をきれいだなと感じるようになりました。ネガティブなこともありますが、知識を取り入れ、勉強することがとても楽しいと思うようになりました。
マイナルナ面ばかり見ずに、年齢を重ねることを楽しんでいきたいと思います。
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