「解毒剤としての文化人類学」。

文字数 812文字

…文化と言語と国民と民族をめぐる仕組みを知り尽くした上で、イデオロギーを解毒する仕事をしたらどうか。…
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http://85358.diarynote.jp/201711250732589597/

(※ (完全!無断転載です。ごめんなさい!)

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[霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)](http://85358.diarynote.jp/)
2017年11月25日10:24


sinwanohate・レイジさんがリツイート
KAMEI Nobutaka‏ @jinrui_nikki · 11月22日

今日の自然人類学による率先した「人種神話の解体」の仕事ぶりを、Good job! とほめたたえつつ。
文化人類学も、文化版でそういったレイシズムとの闘いをやらなきゃ、というのが、最近の私の着想です。

「解毒剤としての文化人類学」。


今日の自然科学が、生物学的な見地から、前世紀から残存する人間の分類(人種)をめぐるイデオロギーを解毒する仕事をしているように。
文化人類学も、文化と言語と国民と民族をめぐる仕組みを知り尽くした上で、それらにまつわる本質主義なイデオロギーを解毒する仕事をしたらどうだろうか、と思う

かつては「人種」概念と人種主義を補強することもあった自然科学が、今日では、むしろそれらを「解毒」する利器になっていることを、頼もしく思う。人間の分類について知り尽くしたからこそ、解毒の働きもできるというものである。
文化人類学も、これを範としてはどうだろうか、というのが私の着想。

パリとシカゴ、二つの「人種」関連の特別展に共通していたのは、自然科学的な知見(遺伝学や生理学)を用いて、「人種」概念と人種主義の無意味さを説くスタイルだった。
自然科学は人種概念を補強するのでは?と一見思われるが、逆である。むしろ、人種概念の無根拠さを暴く利器として活用されていた





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