第1話

文字数 3,271文字

僕は実業団のバレーボールの監督兼そこの会社で働いているのだ。この会社は、実業団がたくさんあってバレーボール部だけ期待されない。メンバーもみんな諦めモードだ。僕は、作戦勝ちを考えていた。だが、僕には作戦を考える力なんて無い。なぜなら僕は経験者とは言え実力主義だったから、作戦を練ったことなかった。ある日、見覚えのない人が見学に来ていたのだ。僕はこの人もしかしたらと思って声をかけたら、冷静に
「あなたが監督で当たりみたいねぇ。いつもあなたが自分の中では、作戦を出して、戦略がいいいけど、今まで実力派だったとか、監督不向きだよなぁとか言ってたんで助けにきました。不向きな理由は実力派だっただけなんでしょうか?」
と、
「いいえ、僕は一人一人のいいところを見てやれないところも不向きな一つです。いいところをうまく活かせないとか、僕が下にみたり、僕より下手って思っているからいいところ見つけれないし、それに、チームを認めないせいもあるし、喋りも下手だし、会話することも上手くなく、僕は、向き合うことが出来てないから不向きだと思っています。僕の理想が実行にできてないことが僕の弱点です。悪いところ他にもありますが、1番は、そこです。ごめんなさい。まだ親しくないのに」
と、言うと
「いいですよ。なるほどねぇ。あなたの様子と、みんなを見てみますねぇ。いつも通りでいてください」
「はい」
と、みんなに話して、いつも通りの感じを見せたのだ。
 次の日この日は練習もないが、
「田中 千春(たなか ちはる)さんいいですか?」
「はい、柚原 乃乃葉(ゆはら ののは)さん」
と、
「えっと、まずは私について話させてもらいますねぇ」
と、自分は、僕と同じ部署の会計とかの部の人らしい。さらに、僕の一つ下で幼稚園の時から専門学校まで同じだったみたいだ。専門学校でも一応バレーボールに所属していたと、僕を何回も見かけていますし、小学校も中学校も高校も専門学校も僕の通った学校は全て男子バレーボールも女子バレーボールもあった。田舎の小さな学校だと、男子だけとか女子だけとかある、さらに、今後チームもあって割合的に多い方の性別で出ている人もいるのだ。まぁこの世の中性別なんて関係ないと思うんだけど、中には男子レベルの女性だっているしだから今後は性別の枠を無くしたいものだが、それでもまだ男女とかあるのだ。ちなみに性同一性障害者とか中性生まれとかどうするんだろうって、後、障害者が別に健常者と共にできるスポーツもあるから一緒でもええんちゃう。精神障害者を健常者にするなら知的とかだっててとか思うけど。まぁそんな話は良くて、自分も小学校からバレーボールしていたと、確かに小学校も中学校も高校も専門学校も男子は実力主義だったと、女子は自分が作戦を考えてきて、それが成功して作戦主義になったと、自分は作戦で中学も高校もいつも以上にの成績を上げたと逆に男子は怒られてましたよねぇと、僕ははいというと、自己紹介はこれぐらいにして実は、あなたがまいなすのこと言っていたと言ったじゃん社長も聞いていてそれで、私も経験者だと分かって送られたのも一つな理由と、そして本題に入ったのだ。確かに、不向きだと言われたのだ。自分で分かっているように会話が苦手だし、選手との関係性もうまくいってないし、1人1人の良さを分かろうとしないから。さらに、実力で勝とうなんて無理。作戦で勝たないとって。僕は、受け入れたのだ。
「田中さんに提案なんだけど、私が監督であなたがコーチでどうかしら?」
って、僕は、
「はい。分かりました」
と、言ったのだ。そして、今後のやり方について話したのだ。社長にも許可をもらい、僕がコーチとしてやったのだ。みんなは、監督のやり方に最初は戸惑っていたが、僕の時より成長しているのが驚きだ。柚原さんは一人ひとりに向き合ったりしてるのだ。ましては仕事中から会話を常に心かけているみたいだ。僕ともやり取りをしてくれるのだ。僕にこの子のこの辺狙ってくれるかしらとかアドバイスをくれたのだ。それから大会の日初の一勝を挙げたのだ。そんなある日、柚原さんが家の関係で会社を離れないとダメになったのだ。僕に監督を返すと、僕は
「あの、もしまたバレーの試合とかくることあったら、僕で一勝挙げることできたら、聞いて欲しい話があります 」
分かりましたと。僕はなんの取り柄もない人で、勝ったから落ちるとか漫画とか小説の世界でしかないけど、 なんの取り柄もないから好意を寄せてくれないんじゃないかと思っている。実は僕は、恋したからこそ、柚原さんと距離を近くにしたい。そう願って頑張ってた。
 そこから僕は、今までの僕を捨てて練習したのだ。
 そして大会が来たのだ。1試合目は実力主義で攻めたのだ。そして、なぜか決勝まで来たのだ。周りから底辺の会社がとか言って来たのだ。気にしない、今年は毎年一位チームが一回戦敗退なのだ。2位のチームが相手だったのだ。一位のチームの対策をしていたが一位のチームが今までエースに頼りすぎてエースが負傷してしまったから負けたらしい。2位のチームは1位チームと同じ戦略したので勝てたのだ。そして、色々終わり会社に報告に行って会社を出たら柚原さんが待っているのだ。僕はなぜか下の名前で読んでしまった。
「乃乃葉さん来てくれたんですねぇ?」
「どうしたんですか?田中さん。私たちこんな親しくありませんよねぇ?」
「乃乃葉さん。僕は乃乃葉さんと近い関係になりたいです。好きです。実は僕はダメダメな人間で、ダメダメだからこそ、だめじゃない自分見せればいいかなぁって、気になってくれるかなぁって、1試合でも勝ってば告白しようと1試合でもダメダメなぁ僕だから許してくれるって、これがだめだったら、僕は諦めるよ」
「千春さん。一ついいですか?私千春さんだから助けたんですよ。社長から言われたからってちはるさん以外なら断ってました。千春さんだから実力主義だけど、さりげなくみんなのこと見ているよねぇ?みんなのこと考えてボールの揚げ方考えているよねぇ?千春さんだからセッターでしたよねぇ?それすごいなぁって思ってました」
「セッターしたのは小学生の時ぐらいですよ。あとはリベロのポジションにいました。リベロはアタックー打たないけど、リベロもアタックー打てる感じでした。リベロでも僕は相手によってはセッターポジションしてました。僕は考えてないですよ。でもさりげなく、この人はこうだとか、相手の動きが見えていたのでそこは考えてましたねぇ。って過去の話はいいです」
と、言うと
「私の憧れでした。千春さんのセッターぶりが」
と、
「僕に憧れとか意味わかんないです」
と、言うと
「意味わかんないか?」
と、言って来たのだ。
「はい」
「まぁセッターに憧れる人って少ないからさぁ仕方がないけど、セッターでも憧れを抱かれることあるわよ。そのぐらい分かってほしいわ」
「ごめんなさい」
と、言うと
「後、もう一つ、千春は分かりにくいのよ。千春も待つタイプでしょう?私もどちらかといえば待つタイプだけど、千春よりかは攻めもできるのに、私のこと好きなのか分からなくて私言い出していいのかわからなくて悩んでいたのよ。分かりやすくしなさい。でも嬉しいわ。両思いだって確信できたし」
と、言って来たのだ。
「えっと、つまり・・・」
「付き合いますって合図だよ」
と、僕は
「よっしゃ」
と、言うと
「あと、会社復帰出来そう」
「そうですか。そもそも家族問題って」
「この会社実はおじさんが経営する会社で、おじさん自体私は知らなくて、お父さんが叔父さんと喧嘩してて、だから行くなぁって言われたけど、私が間に入りなんとか仲直りして、本店はこの会社で父親が子会社になるとか言ってた。お父さんの会社そもそも経営悪化してて、だからタッグを組んだの。私は好きな人に会いたいからおじさんの職場がいいって、またバレーボールの監督に戻ろうかなぁって、千春とは公私共によろしくお願いします」
「はい」
と、結ばれて、今は幸せなのだ。
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