第3話 僕らの感情崩壊音「汚れた手」

文字数 8,280文字

明日世界が滅ぶとしたら、迷いなくあなたに会いに行く。





私と彼は所謂セックスフレンドだ。


最初、彼は私のちゃんとした恋人だった。いや、ちゃんとしていたかは微妙だが、少なくとも恋人という名称で呼び合っていた。

彼はバイト先のカフェの店長だった。
一重の大きい目、鼻は細く高く、ぽってりとした分厚い唇が性的な魅力を放っていて、私が彼を目で追うようになるのに時間は掛からなかった。
彼が手際よくコーヒーを入れる度に、パーマをかけた黒髪が艶っぽく揺れ、わたしの視界に暖かい湯気が立ち込む。そして私の心の奥の乾いた部分を、しっとりと湿らせていく。


ある日、彼と閉店作業中、好きな音楽の話で盛り上がった。
彼は私にCDを貸すと意気込み、次の日にはThe CureやThe SmithsのCDを持ってきてくれた。私は彼に近づくためにそれを何十回と聴き込み、出勤の度に気に入った曲について話をした。
その甲斐あってか、職場以外でも会うようになり、3回目のデートで彼が私に告白し、自然な流れで交際を始めた。

私はカフェのメニューのチョコレートミルクが特にお気に入りで、彼は仕事中、よく私に作って差し出してくれた。
彼が白いミルクに、ドロっとしたチョコレートソースを溶かし込む。真っ白だったミルクがチョコレートに汚されていき、ミルクの柔らかい味を途端にチョコレートの強い甘味が侵食する。何も知らないアルバイト店員の私が、店長に汚されていく感覚とリンクし、それは不思議と心地よいものだった。


しかし、付き合って半年を過ぎてから、暖かい湯気は霧のように濃くなり、雲行きが怪しくなった。

彼はある女の子と電話をしていることが増えた。

その子は、彼の前の職場の後輩だ。彼の前の職場はブラック企業として有名だった。精神を病んでしまったその子を救う形で、二人で同時期に転職活動をして打ち解けた…ということを、彼は嬉しそうに話す。

「メンタルの不安定な子だから。俺がついてなきゃダメなんだ。」

私だって、メンタルは不安定だ。
そう言いたい気持ちを抑え込んで、私は束縛しない、干渉しない女を演じ続けた。


しかし事態は急変した。じっとりと蒸し暑い真夏の夜だった。

その女の子が、手首を切って自殺未遂したことをキッカケに、彼はその子に付きっきりになり、私に別れを告げた。

私は沢山泣いた。泣きすぎて目を腫らした。彼のいるバイト先のカフェに行きたくない。

彼に会うのが嫌なのではなく、こんな腫れた目を見られるのが嫌だった。ブサイクな私を、彼にだけは見られたくなかった。私は人生で初めてバイト先を飛んだ。

普通、こういうときはバイト先の店長から大量の着信が入っていたりするのだろうけど、当然、電話はなかった。





それから二ヶ月後の、風が少し冷えてきた九月下旬。

バイト先を飛んでも電話をしてこなかった店長から、突然着信が入った。その日は、私の誕生日だった。

期待しないように電話に出る。きっと給与明細の話か、返せていない制服についての話だろう。

「…もしもし。」

彼の声が、聞こえる。低くて暖かい響きだ。

「久しぶり。誕生日、おめでとう。」

「…ありがとう。」

「急にごめんね。渡したいものがあって。今から会えるかな。」

誕生日の晩に、私は突然、彼と会うことになった。私はその電話を神様からのギフトのように感じた。

閉店後の職場のカフェで、彼は久々にチョコレートミルクをいれてくれた。暖かい湯気が立ち込める。
彼は、ドライフラワーの小さなブーケをくれた。白色のバラの花束だ。
白いバラの花言葉は、たしか「純潔」。彼に似合わない言葉。

ドライフラワーを眺めながら、チョコレートミルクを二人で飲んでいると、彼はポツリポツリと話し始めた。

あの女の子とはうまくいかなかったこと。
その子には、長年付き合っている彼氏がちゃんといて、彼はちゃんと振られたこと。
その女の子と身体だけの関係だけが続いていて、虚しいということ。
そしてふと、私の誕生日を思い出したこと。

私は話を聞きながら、自分も彼も惨めで、思わず泣いてしまった。私の涙を見て、彼が私を抱きしめる。そしてまっすぐ私を見つめながら、顔を近づけてくる。

「やり直そう」とか「君が好き」とか、そういう明確な言葉はなかった。

でも私は誕生日に会いに来てくれたことが嬉しかった。彼は私を忘れていなかった。こうして会いに来てくれた。私を求めてくれた。

それ以外のことなんてどうでもいいことに思えた。後々、間違っていたことに気付くのだけど。そのときは心底、どうでも良かった。

私はそのまま深いキスを受け入れてしまって、ラブホテルへの誘いもあっさり乗って。


気付けば、都合の良い関係というものになっていた。





彼とセックスフレンドになってから、もう半年が経つ。
その日はバレンタインデーだった。

私はバレンタインに会ってくれるなんてひょっとして、と淡い期待を抱く。チョコレートを手作りして、実は昨日ヘアサロンにも行ってトリートメントもして、肌のパックも念入りにして、慣れない網タイツなんか履いて。そんなもので彼の心が動かないかと本気で試行錯誤していた。


待ち合わせはいつも、ラブホテルからほど近い青いコンビニだ。アディダスのパーカーにジーパン、青いスニーカーの彼が手を振る。やってることとは裏腹に、気取っていない少年のような格好の彼に、少し胸が高鳴る。


ラブホテルに行く前に、夜食のパスタや缶チューハイ、朝ごはんのパン、そして避妊具を買う時間が、私はなんだか好きだった。
今から始まることへの期待感は勿論、まるで同棲している恋人同士のようで嬉しかった。
昼間、一緒に街を歩いてくれない彼が唯一、一緒に歩いてくれる場所。それが深夜のコンビニだ。

コンビニ店員の大学生ぐらいの男の子が、素早い動作で商品のバーコードを読み込んでいく。避妊具をレジに通すときだけ、気まずそうにこちらをチラと見た。その怪訝な目線が、私たちがセックスフレンドであることを思い出させる。


買い物を済ませて、煌びやかなラブホテルの虹色のアーケードをくぐり抜けた。まだ十代であろうカップルとすれ違う。その拙い朗らかな笑顔から、彼らが想い合っていることが伝わってきて、胸が痛んだ。


ホテルの部屋に入ると、自動精算機が私たちに挨拶をする。付き合っていた頃は彼が全て払っていたラブホテルの勘定も、この関係が始まってからは割り勘だ。

支払いを済ませ、一仕事終えたように彼が一息つき、ソファに座る。
私はその横にそっと腰掛け、彼に渡すために買っておいたチョコレートを唇にくわえ、口で渡した。

二人の口の温度でチョコレートが溶けていく。強い甘味で舌が痺れる。彼の口にチョコレートがこびりつき、彼がそれを拭う。

彼の指がチョコレートで汚れ、その汚れた手で私の手を掴んだ。溶けたチョコレートは伝染し、私の手も汚れる。


私たちが甘く長いキスを楽しんでいると、ベッドがキシキシと揺れた。
それは最初、私たちの振動によるものかと思ったが、そうではなく、自然が起こしたものだった。

震度3ほどの地震が、電灯のコードを揺らしている。
さほど大きな揺れではなく、私たちはキスをやめ、静かに揺れが収まるのを待つ。

一分ほどで揺れは落ち着いた。
びっくりしたね、と私が言ったのとほぼ同時くらいに、彼のスマホの着信音が鳴る。


私はチョコレートがついた彼の手を握っていたが、彼は私の手をさりげない調子でほどき、スマートフォンを手に取った。

彼は私なんて隣に存在しないかのように、なんならこの世に存在しないかのように電話に出る。

「大丈夫?ケガなかった?うん、俺は出張先で。うん、うん。大丈夫。」


彼が私と話すときよりも穏やかな、まるで小動物をあやすかのような優しいトーンで、電話の相手と話している。

電話を切ったとき、彼のスマホの着信履歴が見えた。ズラッとあの子の名前が並んでいた。
かわいらしくて、そして忌まわしい名前だと感じた。


「あの子は弱いから。こういうとき、いつもすぐ電話を寄越すんだ。すぐ出てあげなくちゃいけないんだ。」


そう言いながら、彼は大層困っているように眉を下げたが、その瞳はとても嬉しそうにキラキラと光り輝いていて、私はその光に心を焼かれる気持ちだった。





行為が終わると同時に、彼は寝てしまった。
好き、と言いながら抱き合って眠れたら、どれだけ幸せだろう。たった二文字で私の心は救われるのに。彼が発するのはいつも、長々とした役に立たないただの文字列だ。


彼が寝ている隙に、バスルームの浴槽にお湯を溜め、ラブホテルのアメニティの入浴剤を入れた。白いパウダーが雲のように柔らかく広がっていき、無色透明の浴槽を潔白に染めていく。

柔らかく甘い香りの、ミルクのようなお湯に浸かる。じんわりと私の身体を包み込んでいく。私は、さっきまで私を抱いていた彼の温度と、彼とキスしているときに起こった地震を思い出した。

今、もう一度地震が来たら。それが世界が滅ぶほどの地震だったら。
彼は間違いなく、私を置いてあの子に会いにいくだろう。
私はこのラブホテルの浴槽に取り残され、一人ぼっちでこの浴槽の生ぬるい温度に抱かれるだろう。湯が冷めていき、寒さに凍え、裸でガタガタ震える自分を想像する。

私は入浴中にも関わらず身震いし、思わず顔までお湯に浸かった。入浴剤で白く濁ったお湯が私を優しく抱擁する。ミルクのような白色。さっき彼に口渡したチョコレートを溶かし込めば、あのカフェのチョコレートミルクになりそうだ。

私は彼の指についたチョコレートの味を思い出した。ダラっとした甘い唾液が口の中に広がる。彼のゴツゴツと骨ばった、汚れた手。


私は彼の汚れた手が好きだ。
誰と寝てようが、誰を好きだろうが、関係ない。
汚されて構わない。救いの手なんていらない。優しい嘘はいらない。
二人このまま、どこまでも落ちていけたら。


彼はあの子にも、あの魅力的な、汚れた手を触らせているのだろうか。
私はやるせない気持ちになった。


なんであの子なんだろう。なんで私じゃダメなんだろう。
私、多分だけど、そこまでブスじゃないし。ダイエットもうまくいかないなりに頑張ってるし。性格だって、嫉妬深いけど一途だし。あの人の言うこといつも聞いてるし。

でもそれがダメなんだろう。あの人が呼んだらいつでも駆けつけるところが。彼が抱かせてと言ったら抱かせるところが。電話一つでこんなラブホテルにホイホイついてくるところが。



憂鬱な気持ちで浴槽から上がると、私はバスタオルを用意していなかったことに気づく。バスタオルやパジャマなどの備品は、たしか玄関横の棚に、まとめて置いてあったはずだ。

濡れた裸のまま、玄関までバスタオルを取りに行くと、彼の少年のような青色のスニーカーが目に入った。彼のしていることには似合わない、澄み切った青い空のようなスニーカー。少し泥がついていて、汚れていた。


この靴を隠せば、靴がなければ、彼があの子の元に走ることはないかもしれない。今地震が来て、世界が滅ぶとしても、私のそばにいてくれるかもしれない。


気づけば私は、彼の青いスニーカーを浴室に持っていき、白い浴槽にポトン、と落としていた。白い水飛沫が飛び散る音が浴室に響く。私の、感情崩壊音。

積乱雲の中に青空が落ちていくような、美しい光景だった。


世界が終わる日に、彼があの子に会いにいきませんように。
私が浴槽に隠した靴を見つけませんように。
彼がどうか裸足で走りませんように。
汚れた手でも許してあげる。


だから、その足は汚さないでいて。


スニーカーにこびりついていた泥が、浴槽の真っ白いお湯の中で滲んでいく。潔白の中に、焦げ茶色の泥が溶け出す。

私は浴槽を見下ろしながら、付き合っていた頃、カフェで彼が作ってくれた甘ったるいチョコレートミルクを思い出した。立ち込める、暖かい湯気。
どうして、こんなことになってしまったんだろう。

私は裸のまま、呆然とその浴槽を眺めていた。







翌朝、スニーカーを浴槽から発見した彼は、当然酷く驚いた。
私は「泥を拭こうと浴槽のフチに置いていたら、湯船に落ちてしまっていた。」などという、苦しい言い逃れをした。彼はそんな私の嘘をアッサリ信じて「気をつけてね。」と優しく言った。

私は怒らない彼に驚いたが、彼が私についている嘘を思えば、当然な気がした。彼の嘘に比べれば、私の嘘なんて、きっと小さなものだろう。


彼はボトボトに濡れたスニーカーをビニール袋に入れ、フロントで便所スリッパを借りて、ホテルの前で私に手を振り、あっさり帰った。

私は、私が靴を隠しても、彼は歩いて行けることを知り、少し絶望した。


ホテルを出ると、雪が降っていた。
この街で雪が降ること自体珍しいのに、その日は積もっていた。黒い木々や灰色のビル、ラブホテルの虹色の看板、全てが白く染め上げられている。

昨日ならホワイトバレンタインだったのに、と残念に思う。私は白い雪層を見つめながら、昨晩の白い浴槽を思い出す。
この寒さの中、彼が便所スリッパで帰ったことを思うと、少し気の毒だ。

私は祈った。
彼の足が冷えて動かなくなりますように。





時は経ち、四月。
桜があちこちに咲き始め、それを祝うように春の風が吹き荒れ、風に煽られた花びらが無機質な黒いアスファルトの上に絨毯を作っている。
桜吹雪とはよく言ったもので、桜が舞うのと、雪が降るのはよく似ている。


その日、私は恋人の部屋の窓から、舞い散る桜を見つめ、あの日の雪を思い出していた。


私はあのラブホテルから程近い、青いコンビニでアルバイトを始めた。私は22時に退勤するのだが、交代で深夜に入っている大学生の男の子と打ち解け、あっさり付き合い出した。

カフェの店長にはめっきり会わなくなり、ラインも返していない。カフェの店長が誕生日にくれた、ドライフラワーは劣化し枝が折れ、花瓶の中でちりぢりになっていたため、花瓶ごと捨てた。

折れた状態の白いバラは、「死を望む」という意味の花言葉に変わるそうだ。白いバラが折れることで「純潔を失った悲しみから死を望む」という意味になるらしい。

私の恋は純潔を失い、確かに死んだのだ。


深夜帯に働いている彼は、カフェの店長とコンビニに来る私の姿を度々目撃していたらしい。

「可愛い子だなと思ってた。気づいたらここでバイトしてて。驚いた。で、あの男と来なくなったから、別れたのかなって期待して。」

「セフレだったから、別れたもクソもないよ。」

私が冗談のつもりで笑いながら話したが、彼は真剣な面持ちで私を見つめる。そして、壊れ物を取り扱うように、私の頭を優しく撫でた。
私は酷く切ない気持ちになり、彼の手を握る。

すると、その瞬間、二人を邪魔するように、私のスマートフォンが鳴った。


電話を告げる音。カフェの店長からだった。


しばらく無視したが、電話のコールは鳴り止まず、切れてはすぐ掛かってくる。
10回目のコールで、私はしびれを切らして電話に出た。

「ごめんなさい。私彼氏できたんで、もう連絡取れないんです。」

「聞いてほしい。後輩の女とはもう連絡を取っていない。もう一切会っていない。だからもう一度会いたい。」

「…もう会えないよ。」


話を聞いていた大学生の彼が、私のスマートフォンをサラッと奪った。

「ラブホ近くのコンビニの店員です。僕シフト深夜なんですけど、あなた、昨日も女の子と来てたでしょ。そのままラブホに向かうの、僕見てたんすよ。もうあのラブホ、使わない方がいいですよ。」


店長が何かを言いかける前に、彼は電話を切った。

私は彼から発された言葉に驚き、目を見開いて彼に尋ねる。

「…マジ?」

彼は言う。

「マジ。」

マジかーーーと言いながら私が顔を手で覆う。
この期に及んでまだ嘘をつかれていたことに少し涙が出て、マスカラが滲む。手にマスカラの黒がへばりつく。

しかし私の顔を覆う手を、彼の手が剥がし、そのまま、強く握った。私の、汚れた手。彼の手にもマスカラが伝染する。

汚し合うことは愛し合うことと同義なのだと、私はそのとき初めて知った。


穏やかな時間が流れる。彼が私に好きだと言う。私が何より欲しかった二文字。その二文字を私も反復する。そして二人で、言葉を覚えたての子どものように、何度も何度も、飽きもせず繰り返す。


もし、明日世界が滅ぶとしたら、この恋人のそばで地球最後の日を愛しく眺めるだろう。崩壊していく街を、この部屋の窓から慈しむだろう。

世界が終わるときに傍にいたい人が、変わっていく。それは切ないけれど、私にとって救いで、生きていく希望だ。


しかし、私はときどき思う。


白い浴槽に青いスニーカーを落とした日。
積乱雲の中に青い空が落ちていき、私の世界は確かに崩壊した。あれは私にとって、世界の破滅で、地球最後の日だった。

私は世界が滅ぶ最後の日に、彼と汚れた手を繋いで過ごしたんだ。
そしてチョコレートミルクの中で、確かに、甘すぎる幸せに溺れていた。


みるきーうぇい「汚れた手」Music Video
https://www.youtube.com/watch?v=s6jvm8Q9_PA&feature=youtu.be

ライナーノーツはこちらから↓↓
「汚れた手」
http://milkyway-music.com/?p=17407

【リリース情報 / Release Information】

発売日:2020/9/30(水)
商品タイトル:3rd mini AL「僕らの感情崩壊音」
収録曲:全6曲収録 
価格・品番:1800円(税別)UMCK-1658
収録曲
M1: ドンガラガッシャンバーン
M2: 大阪路地裏少年 
M3: 汚れた手
M4: 9/2(水)00:00解禁
M5: ???????
M6: ???????

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【みるきーうぇいプロフィール】
#アッパー系メンヘラ、伊集院香織による
一人バンドプロジェクト「みるきーうぇい」。
本人の実体験から生み出される痛々しい魂の叫びが同じような経験のある若い世代を中心に絶大な支持を受けている。
自身が体験した”いじめ”を題材にしたMV「カセットテープとカッターナイフ」が
SNSを通じて紹介したことも起因し、大きな話題を呼ぶ。
2016年、1st single『カセットテープとカッターナイフ』を前代未聞のCDではなくカセットテープで初全国流通。
インディーズウィークリーランキング第5位となり、完全自主レーベルのインディーズバンドにして快挙の数字を叩き出す。
2019年には自身の楽曲をモチーフに、半自伝小説「放課後爆音少女」を執筆。
伊集院香織名義にて、小説投稿サイト「LINEノベル」に投下すると、月間ランキングにて1位を獲得。

自身でショートストーリーを描き、それに主題歌を付け発信する
新しい“音楽と小説の融合”を生み出すアーティスト。

・オフィシャルHP
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