第15話 奥底・眠る心
文字数 1,243文字
黒井「僕の名前は黒井ハヤト。ある日、学校帰りに謎の怪物から襲われた僕は謎の人物、影道に助けられる。そして戦う覚悟を決めた僕はそいつからクロスになるための力を授かり戦う。戦いが終わり、幻影者になることを決めた僕は様々な試練を乗り越えていく。だが試練はそう簡単には甘くない。剣士や二刀流を使う刺客と戦う中、次元に飛ばされるは共闘するはでしっちゃかめっちゃか!はしては影道から告げられた余命宣告。そのあと、影道はどっか行ってしまうし、この先どうなっちゃうの?」
影道がいなくなってから1週間。僕は街に度々現れる怪物…いやデビルズを倒していた。最初に出会った同じデビルズが自分の街に姿を現しては悪事を働いている。アイツらの目的は未だ不明だ。あの出来事があって以来、僕はデビルズと戦う運命を背負う羽目にもなった。
『その理由に関しては別作品で明らかとなる』
黒井「斬っても斬ってもキリがないな。」
そう言いながら、ひたすらデビルズを倒していく。
風音「これでもだいたいは倒せたと思うよ。」
後ろで援護する風音。2人がかりでデビルズ集団を一掃していく。だがぞろぞろと湧き出るのでウザったらしい。早く終わらせよう。
黒井「変身!!」
ブラックフェザー!クロスロード!!
黒井「来い!風音!」
そして風音は鍵になり黒井の元へ戻る。手に取り武器に装填する。
ストーム!アタックチャンス!!
ストームフルブレイク!
自分の周りにいるデビルズを薙ぎ払う。斬られたデビルズは消えていった。
黒井「フゥ〜。終わったか。」
風音「やりましたね黒井さん!」
変身を解除する黒井。そして風音は鍵から元の姿に戻る。
黒井「さて終わったことだし、帰ろうか。」
2人は黒井の自宅へと向かい出す。その後ろで見つめる黒い影。
???「………。」
次の日
黒井「うーん。」
鍵を机に置きながら考え込む。これまで集めてきた鍵を揃えていた。
今あるこの力でどのくらいの強さなのだろうか?
黒井「まだ他に強くなる方法があるのか?」
そう言いながらベルトを触る。僕の直感からして他にあるとしたら、状況によって使用する武器、そして…。
黒井「あの時見たもう1人の自分。」
そう、時々聴こえた幻聴、かつてロードセカルを使用した時に出会った自分。自分の姿をしていたあいつの正体は未だ分からないまま。
黒井「もう一度会ってみたらわかるのかな。…やってみるしかないか.」
人気がまったくいない静かな森。かつて風音と戦った場所でもある。
黒井「ここなら誰もいないし大丈夫だろう。よし、変身!!」
いつものようにクロスに変身する。そしてベルトのスロットを押す。
音声「デデデデデデン!4!!」
黒井は目を閉じてそのままじっとする。そのうち意識は落ちていく…。さらに深くまで。そして気づいた僕は目を開け周りを見渡す。奥の方にもう1人の自分がこちらを見つめて立っている。その顔は不気味な笑みを浮かべていた。
to be continued