第1話

文字数 307文字

問題:
あなたは無人島に流れつきました。その時持っていたいものを三つ答えなさい。但し、脱出のためのものは除く。

「無人島」
 船が故障して、海を彷徨ったわれわれは、ようやく無人島へとたどり着いた。
 島の様子を見てきた先発隊の話では、きれいな川があり、幸い飲み水に困ることはなさそうだった。うまそうな果実もたくさん実っているし、どうやら食えそうな動物もいるらしい。料理番はさっそく火を起こし始めた。
 久しぶりの陸地に安堵した乗員たちは船から酒を下ろし、飲み始めた。まったく、何かあるとすぐに酒を飲む連中だ。
 私は船から持ってきた三つのものを取り出した。ナイフで鉛筆を削り、ノートを開く。さて、物語の続きを書くとしよう。
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