文字数 134文字

 実家の愛猫が生んだのは、躰は確かにネコであったが、顔はヒトであった。

『お前が生んだ娘は将来学者と成長し、多くの人命を救う薬を開発するだろう』

 言葉を発した猫の赤子は血を吐いて死んだ。
 なるほど、これが(くだん)というやつか。病院予約しとかなきゃ。

「私、男の子しかいらないし」
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