プロット

文字数 538文字

(起)小学五年生のつかさはゲームが大好きなごく普通の女子。だけど放課後は、持ち前の足の速さや運動神経の良さを生かし、幻獣ハンター仲間の、発明家の彩里(あやり)や頭脳明晰でリーダーシップがある真冬(まなと)と共に「あちらの世界」から次元のほころびを通ってやってきた幻獣たちを元の世界に返す仕事をしていた。

(承)アルラウネやクラーケンといった幻獣を捕獲し、順調に元の世界に返していく幻獣ハンターズの三人。だけれど、最近妙に幻獣の現れるペースが早いことが気になっていた。

(転)そんなある日、三人の目の前に黒づくめの少年、黒の魔道士が現れる。少年は、幻獣たちをこの世界に呼んでいるのは自分だと言い、時間内に三体のドラゴンを捕らえられたら幻獣の召喚をやめてもいいと幻獣ハンターズに勝負を持ちかける。

(結)無事、三体のドラゴンを元の世界に送り返すことのできた三人。そこで黒の魔道士の正体がクラスメイトの黒野であることを知る。この世界に居場所がないと感じ、滅ぼしたいと思ったと言う黒野。そんな黒野に、つかさは学校やクラスだけが世界じゃない。居場所は作れると力説。数日後、黒野はおばあちゃんの家の畑を手伝いながら、幻獣ハンターズの仕事を手伝っていた。その顔は、以前よりずっと生き生きしていた。
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