反省会
文字数 805文字
【イベント終了後】
はい、ちゅうも~く。反省会を始めます
本当じゃねぇか。コンテストで優勝するには、まずオークやゴブリンでポイントを稼ぎつつ、相手の出方を見て、高ポイントモンスターを決めるのが定石だ。それをあの女、三日でドラゴン三匹も倒しやがった。俺たちの負け。はい、おしまい
それだけじゃない。情報収集が遅れた。これが敗因だ
【キリッ】
【後ろを向く】
そんなのしょうがねぇだろ。上位者ばっかりマークしてたんだからよ。あの女がドラゴンを三匹倒したってわかったの、四日目だろ?
情報を知って、制限時間も残り少ないってのに、ドラゴン四匹は無理しすぎだぜ。あれで一気に俺たちの体力がなくなって、まったく動けなかったじゃねぇか。中堅クラスのモンスターを、手堅く倒していけば勝てたんじゃないかなぁ?
そっそんなことないです! ああしないと、コトハチームには追いつけなかったんです! ミオはそう思います!
何をっ! それなら、どうしてお前はぼくを止めなかったんだ!
あと付けで言うな! あのときはそうするしかなかったんだっ!
やめてください! ミオに争いを見せないでください!
ふんっ!
【デセントをつかんでひっくり返す】
【背中をつき合わせる】
やめてください! ミオ泣きますよ! いいんですか! 泣いてもいいんですかっ!
お~やってるやってる。勇者チームのけんかだ。仲がいいねぇ
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