プロット

文字数 830文字

起)世間を騒がせる生物怪盗セル。絶滅危惧種の動物を盗み出す謎の怪盗だ。セルの素性は謎に包まれていて、なぜこんなことをしているのかわからない。海外に高く動物を売りさばく悪人だとか、絶滅危惧種を保護する正義の味方だとか言われている。小学5年生優一はハムスターやうさぎたちの世話をする動物好きの飼育係で、父子家庭。父親は獣医さんだ。そんなごく普通の小学生優一が学校へ行くと、学校に何故か怪盗セルからの挑戦状が届いていた。優一の通う平凡な学校のうさぎを盗むのだという。優一には訳がわからない。それでも動物たちを守るため、優一の戦いがはじまった。

承)うさぎを守るために飼育小屋で怪盗セルを待ち構えていると、ついついうっかり眠ってしまった。気がつくと、うさぎのちゃうに右手をかじられていた。その時、仮面をつけた怪盗セルが現れる。遅かったか、と意味深な台詞を残すセル。セルは『優一くん。きみにはわたしの助手になるか、実験のために一生閉じ込められて暮らすか選ぶことになる』と言う。どうやら、政府は生物兵器を秘密で作っているのだという。うさぎのちゃうにかまれた優一は超人的ジャンプ力とキック力を手に入れていた。セルは生物兵器や絶滅危惧種を助けてみんなを守っているらしい。優一はセルの助手になり、共に悪い大人たちが船の上で行う生物兵器オークションを阻止することになる。

転)セルの正体は依然として謎のままだった。男のようでもあり、女のようでもある。優一は行方不明になった母親が怪盗セルではないかと推理する。そして、実際に優一のピンチにセルは優一をかばい大怪我をしてしまう。

結)セルの正体は優一の父親が作った、10歳くらいの猫の生物兵器の女の子であった。優一はセルのことを夜空の満月からルナと呼び、同じ人間として接しようとする。ふたりは協力してオークションを阻止して悪のウィルスがばら撒かれるのを阻止する。そして、優一とルナは素性を隠し、普通の小学生として仲良く学校に通うのであった。
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