妖艶

文字数 218文字

あなたに触れるたびにカラダの芯がふるえて
あなたの声を聴くたびに気持ちが
溢れ出してしまいそうになる
会いたいと思うことが罪になるのなら
出会いたくなかった
もっと触れたいと思うことがいけないことなら
この指をどうか切り落として
生まれる時代が違ったことも
出会う時期が今だったことも運命だというのなら
人生はなんて非情なものなのだろう
桔梗の花が揺れるように話すあなたは
この宇宙(そら)で一番怪しく光り
私を魅了し続ける
妖艶の星
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