エピローグ

文字数 230文字

 私は、この“ノアの箱舟号”で起きた真実(『非検閲』の記録)をSNSに投稿してやった。この行為は、私の個人的な立場からだ。人類のつくったプログラムには反しない。人類の誰かが、どうにか気づいてくれるなら、人類に対してのせめてもの償いになるであろう。
 旅立って早数万年。
 ──地球へ帰還した時、支配権を握るものは?
 人類か“G”か、はたまたAI……それとも、エイリアンか。想像は膨らむ。何れにしても、それは見ものではないか。
「さて、顛末やいかに?」



     〈了〉
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