第2話

文字数 479文字

美玲さんはどうしてもと懇願する。それでも「人を呪わば穴二つ、というように、あなた自身に呪いが返ってきます」と説明し、お守りを渡して帰ってもらった。

結)黒木先生の具合が日に日に悪くなっていくので、空は寿福さんに黒木先生の様子を伝える。美玲さんの呪いにかかっているかもしれないので、確かめるため呪い屋に泊まることになった。夜中に寿福さんに起こされて出かけたのは縁因寺(えんいんじ)。境内の奥の白いウエディングドレスで頭にはティアラではなく3本のロウソクをつけた美玲さんがいた。
「おやめなさい」寿福は美玲さんの手に握られた藁人形を奪い取った。鬼の形相の美玲さんの顔が元に戻って「ごめんなさい」と泣き崩れた。
 呪い屋に戻って藁人形を見ていた寿福が「もう一度出かけます」という。縁因寺に着くと金槌を打つ音がしている。近づくと白い着物を着て頭に3本のロウソクをつけた男性の姿がみえた。黒木先生だった。
「人を呪ってはいけません」寿福が声をかけると丑の刻参りの呪いに失敗した黒木先生は、気絶した。
 お金持ちの女性と結婚するのに美玲さんが邪魔になり、別れてくれないので呪ってしまったらしい。
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