鬼ごっこ
文字数 1,769文字
その女の子は、まるで透明な階段でもあるかのように、空からてくてくと歩いてきた
『りぽりん』に手を引かれた俺は、彼女とともに、空中を歩いていた
そう言って『りぽりん』は、繋いでた手を離した
俺は恐る恐る、足を前に踏み出した
理性がぶっ飛んだ瞬間だった
そうして俺たちは、空中鬼ごっこを全力で楽しんだ
ポツ……ポツ……
ザアアアアア……
そう言い残しりぽりんは、持ってた傘を開いてふわふわと去っていた
次の日
あー! カネジュンだぁ
このあと、3人で遅刻するまで鬼ごっこした
(ちなみにりぽりんは学校には通ってないらしい)