お供

文字数 7,884文字

【お供 一部抜粋】※印は町外在住者
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昭和3年 桂木花子(16歳) お供
昭和4年 久田チヅ代(14歳) お供
昭和5年 松田一枝(17歳) お供
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昭和25年 久田美佐子(15歳) お供
昭和26年 高井裕子(16歳) お供
昭和27年 松田成一(65歳)
昭和28年 野田都(15歳) お供
昭和28年 山田雄二(21歳) ※
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昭和45年 林礼子(16歳) お供
昭和46年 山根愛子(5歳)
昭和47年 久田理恵(17歳) お供
昭和48年 野田修治(7歳)
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平成26年 山根昌俊(78歳) お供
平成27年 田中美幸(72歳) お供
平成28年 高嶋重幸(49歳) ※
平成29年 安藤誠也(43歳)
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 私、2年くらい前からドライブに行くのが好きになったんです。特にA町ってところが地元の景色にちょっと似てるのでよくドライブに行ってます。家から下道で1時間半掛かるし、結構な山奥なんですけど、月2、3回は行ってますね。
 で、今年の2月頭くらいにいつも通りA町までドライブに行ってたんですけど、16時くらいにA町のお店とかが集まってるような中心地的な道を通ったんですよ。そしたらその時間ってまだどのお店も普通は開いてるんですけど、その日はどのお店も閉まってたんですよ。臨時休業って紙を貼ってて、個人で経営してる喫茶店ならまだ分かるんですけど、コンビニも大手のドラッグストアも全部閉まってるんです。今日って何かあるのかな、来ちゃいけない日だったのかなって段々不安になってきて私はこの先の駐車場でUターンしてすぐ帰ろうって思いました。
 その道をしばらく進んだところに神社が左手に出てくるんですけど、その前にT字というか、私の進んできた方向から見るとカタカナのトの字みたいな交差点があるんですよ。そこを曲がって右手の方に観光客用の大きな駐車場があってそこに入ろうとしたんです。そしたら、その観光客用の駐車場も出入り口にチェーンを掛けて閉められてたんです。そこは駐車料金の支払い所が閉まってるときも開いてるんです。私、初めて閉められてるところを見てびっくりして、駐車場の入口前で停まったんです。で、駐車場前の道の先でUターンしようと思って先を見たら、その道は途中で二股になってるんですけど、2本ともカラーコーンで塞がれてたんですよ。左側の道は小さい観光客用の駐車場で、右側は山の中へ続く小道なんですけどどっちも進めないんです。完全に行き止まりの状態でした。かろうじて二股の手前がなんとか車を切り返せるくらいの道幅があるので私はそこでUターンすることにしました。
 私は車を動かそうとしたんですけど、そしたら急に助手席側の窓をコンコンって叩く音が聞こえました。助手席の方を見たらいつの間にか車の外にお婆さんが立ってて、なんだろうって思って私は窓を開けました。そしたらお婆さんが「どうしたの?どこ行くの?」って聞くから「今からそこでUターンして帰ります」って言ったら「どっち方面に帰るの?」って聞くんですよ。私は元来た道の方を指したらなんか困ったような心配そうな顔でうーんって唸るんです。で、「もし途中で松明を持った人達が前から歩いてきたら、車を直ぐに停めてライトも消して出来るだけ隠れて。もし外から声を掛けられても絶対に答えないで。その人達が通り過ぎたらそのまま直ぐに帰って大丈夫」って言うんです。えー怖いなって思うじゃないですか。私は「今日は何があるんですか?」って思わず聞いちゃったんですけど、そしたら「うーん、お祭りのような感じかなぁ」ってなんか歯切れが悪くて。まあ、大々的にやらないお祭りや儀式とかってあるよねって思ったけど、でも見ちゃだめなお祭りってあんまり聞いたことないし。私、正直に「もしその人達に声に答えたらどうなるんですか?」って聞いたんですけど、そしたら「あぁ〜、分からん。でも絶対に答えたり見たりしたらダメよ。ほんとに。どうなるか分からん。」しか言わなくて、何があるか分からないけど、私はなんとなく怖くなってきて直ぐに帰ろうと思いました。
 私はとりあえず「ありがとうございます。直ぐに帰ります。」って言ったらお婆さんは「気をつけてね、寄り道しないでね」って心配そうに言って車から離れていきました。そして、お婆さんはそのまま道の左手側にあるお土産屋さんに入っていったんですけど、その時初めてこのお土産屋さんだけが営業してることに気づいたんです。しかも、お土産屋さんの前は1面ガラス張りみたいな感じなんですけど、店の前に30cmくらいのダルマのような人形が何個も置いてあって、店内の棚には同じような1mくらいの大きなダルマみたいな人形が1個乗ってるんです。そのダルマはこけしみたいな女の人の顔が書かれていて、ダルマの赤く塗られてる部分に藁が隙間なく貼り付けられてました。何度もこの町に来てますけど、私はその日初めてそのダルマのような人形を見ました。多分、お婆さんが言ってたお祭りのような行事に関係してるのかなって思います。
 で、私はUターンして来た道を戻りました。全然信号で止まらなかったし、渋滞もなかったので直ぐにA町の出口くらいまで来ました。…あれ、そういえば、いつもは車が通ってるのに、1台も車を見ませんでしたね。まあいっか。
 で、そのA町の境まで来たときにやっと赤信号で止まったんですけど、なんとなく右手にあった大きなお寺の方を見たんですよ。そしたら、お知らせとかありがたいお言葉が書かれた紙を貼る掲示板があるじゃないですか。そこにね、『本年のおともは桂木里美さんです。宜しくお願いします。』って書いてあったんですよ。あ、『おとも』はひらがなの『お』に、『お供する』の『供』って書いてあったので私は『おとも』って言いましたけど、もしかしたら違う読み方かもしれないです。『おそなえ』とか。まあ、結構大きめの掲示板だったんですけど、そこに収まるギリギリの大きさの模造紙にでっかく筆で書かれてました。何かの当番なのかなって思いながら何となく気になって見てたんですけど、その時にね、なんか変な感じがしたんですよ。
 バックミラーを見たら遠くの方で何かが光って動いてるんです。もうだいぶ暗くなってたし、結構離れてたから何かははっきり見えなかったんですけど、多分あれが松明を持った人達だって思いました。このまま車を走らせてもいいだろうかってドキドキしたんですけど、私が進む方向とは違う方向に進んでるのが分かったので、私は見ないふりをしてそのまま帰りました。それからは特に何事もなく帰宅しました。

 次の日の朝は、起きてからずっとA町のお祭りのことが気になったので午前中から出掛けました。そもそも私、地方のお祭りや行事を調べるのが好きなので、A町の昨日の行事をもっと知りたいと思いました。一応ネットで検索してみましたが、それらしい情報が出なかったので、町の郷土資料館へ行ってみることにしました。
 A町についたのが11時頃だったんですけど、昨日と違ってもうどのお店も開いていたのでお昼ご飯を食べるために観光客用の駐車場に車を停めることにしました。でも、その観光客用の駐車場入口前がなんか、すごいことになってて。その駐車場入口前の道路が真っ黒になってて、藁とか落ち葉とか小枝がパラパラ落ちてたんです。道路の真ん中で大きなキャンプファイヤーをやったみたいに、大きくて真っ黒な円が出来ていました。私はびっくりして停まりそうになったんですけど、駐車場はいつも通り開いていて、ちょこちょこ車が停まっていたので普通に駐車場に入りました。
 車を停めてから、改めてその真っ黒な円を見たんですけど、よくよく見るとその黒い煤みたいなのはうっすら道の先へ伸びてて、二股になってる道の山側へ続いていました。何故かは分からないですけど、小さい駐車場側の道は封鎖されてなくて、山側の道だけはまだ封鎖されてました。かなり焦げ臭いし、これだけ燃えてたらお土産屋さんは汚れたり焦げたりしてないのかなって思って見たんですけど、お土産屋さんには煤も何も付いていなかったんです。お土産屋さんの前まで黒くなってるのに。何かが燃えた煤ではないのかなとか、煤じゃないならなんだろうと思いました。あと、昨日まであった藁がついたダルマが1つも無くなってました。
 私は行事がどんなものなのかますます気になって、お土産屋さんでお昼ご飯を買うついでに昨日のお婆さんに詳しく話を聞くことにしました。おにぎりと名物のおまんじゅうとお茶を取ってレジに行ったんですけど、お休みだったのか昨日のお婆さんではなく店員のお爺さんが出てきました。
 そのお爺さんはちょっと無愛想な感じでしたが、どうしても気になって「昨日って何かお祭りみたいなのがあったんですか」って思いきって聞いてみました。そしたら、急にレジを打つのをやめて「何がお祭りだ」って急に怒鳴りました。私はびっくりして固まりました。なんでそんなに怒鳴るのか分からなくてオロオロしてたら、お爺さんが「こんなの祭りなわけねーだろ」とか「あんたよくそんなこと言えるな」とかどんどんヒートアップしてきて。そしたらレジの奥の暖簾、多分バックヤード的なところからもう一人30、40代くらいの女性の店員さんが慌てて出てきて「すみません、すみません」って必死に謝りながら怒るお爺さんを暖簾の方へ連れて行こうとしました。「おとうさん、この人知らないのよ。この町の人じゃないんだよ」みたいなことを言って店員のお姉さんが宥めようとするんですけど、お爺さんはそれでもずっと怒ってて。「お祭りだなんて言ったんだぞ、不謹慎にもほどがある」ってお爺さんが怒鳴ったときに私はもう耐えられなくて「ごめんなさい、昨日の夕方にここのお土産屋さんの方が『お祭りみたいな』って言ったからお祭りって言いました。ほんとにごめんなさい」って、ワケが分からなかったけどとりあえず謝りました。そしたら何故かお爺さんは黙って、というか何か言いたそうに口をモゴモゴしてるんですけど、言葉が出てこなくなったようで。しばらくしたらお爺さんは顔も目も真っ赤なまま苦しそうな顔をしていきなり泣き出しました。
 私は益々ワケが分からなくてポカーンってしてたら、やっとお爺さんは店員のお姉さんに連れられて暖簾の奥に行きました。店員のお姉さんは戻ってきてから何度も謝りました。私が買おうとしていた商品をお代は結構ですから持っていってくださいと渡そうとしたんですけど、私も何か迷惑を掛けてしまったみたいだったのでお金を払おうとしました。だけど、お姉さんが頑なにお金を受け取ってくれなかったので、私は仕方なく商品をそのまま受け取ることにしました。
 なんか申し訳なくて私からも謝ったんですけど、どうしても気になって「私、そんなにまずいことを言ってしまったんでしょうか」と店員のお姉さんに聞きました。そしたら、「いやいや、とんでもない。こちらの事情で八つ当たりしてしまったんです」って言ったので、私はお姉さんにも「昨日って何があったんですか」と聞きました。そしたら、お姉さんはしばらくうーんって唸って、「実は、昨日私のおばが亡くなりまして…それが父の妹にあたる方だったんですけど…」って言って。その時、とんでもないことを私は言ってしまったんだと思いました。昨日のお祭りみたいなのって多分葬儀だったんだって。そりゃ葬儀をお祭りって言ったら不謹慎ですよね。今度は私から何度も謝ったんですけど、お姉さんは「いいんです、他所の人はみんな知らないからしょうがないです」って、そう言ってくれました。お姉さんはほんと優しくて、帰り際には店の出口まで見送ってくれました。
 私は店を出てお昼を食べてから資料館へ行こうと思っていましたが、流石にそんな気力も無くてそのまま帰ることにしました。帰る途中でまた昨日と同じお寺前の信号で停まったんですけど、なんとなくまたお寺の掲示板を見たんです。そしたら昨日と同じような大きな模造紙に今度は『本年のおともは桂木里美さんでした。ありがとうございました。』って朱色の墨で書かれてました。
 私はなんとなく、ほんとになんとなくなんですけど、その亡くなった方と関係があるものなのかなって思いました。だって、昨日のことがあってから変わってるし。もし機会があればお寺の方にもちょっと聞いてみたいですね。
 
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【会話より一部抜粋】
 おともねぇ。昔は若い女の子じゃないとダメだったみたいだけど、私が生まれたくらいから誰でもよくなっちゃったらしくてね。一応毎年決めてはいるけど。でも、気をつけないと。
 ウチはねぇ、何年か前にインターホンにカバーするの忘れちゃって。そしたら来たのよ。もー、怖かったぁ。
 夜にねぇ、ピンポーンって鳴ったからこんな日に誰だろうって思ってあの、インターホンのモニターを見たの。そしたら真っ黒な顔のお爺さんみたいな人が立ってるの。なんか苦しそうな顔で固まってて、お面みたいに動かなくて。で、藁とか小枝みたいなのが体にびっしりくっつけたような格好でね。でもね、何故か聞こえてくるのは女の子の声なのよ。「ごめんくださーい、開けてくださーい」って。でも気味悪くて黙ってたらよ、どんどん色んな人の声が聞こえてくるの。違う女の子の声とか、おじさんとかおばさんみたいな声も聞こえてきて。みんなでごめんくださいとかこんばんはとかいっぱい言ってきて。
 もー、怖くなってきて何も言わないでいたら今度はドンドンドンってずっとドアを叩くのよ。もう私びっくりして。その場で腰抜かしたらお父さんが来てくれたんだけど、お父さんがインターホンの画面を見て「これ、焼けた人の顔じゃないの」って言うから、もーーー、イヤよねーーーー。怖いこと言うのよ。私もう動けなくなっちゃって、怖くて、お父さんにリビングまで引きずってもらったの。
 それからしばらくしたら何も聞こえなくなったんだけど、その日はもうお父さんと一緒にリビングで寝たの。まあ、怖くて二人共全然寝れなかったんだけど。
 で、次の日の朝にね、お義母さんに電話したらもうおともの方は行ったよって。その時にやっとホッとしたわ。それからはお父さんとお昼寝三昧よ、ホホホ。
 だからあれからね、ウチは毎年家から一歩も出ないし、インターホンも新聞とかを貼って、雨戸も全部締めてますよ。隙間が少しでもあればガムテープで貼っちゃうくらい。お守りさんも置いてはいますけど、まあ、あれは気休め程度らしいですからね。ほんと怖いわ〜、今年も気をつけなくちゃ。

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【会話より一部抜粋】
 申し訳ないけど、この時だけこの町を封鎖するなんて出来ないですよ。まず、お寺さんから私に連絡があるのも2、3日前ですし、前の日に連絡が来ることもありますからね。来る日が決まっとればまだいいですけど、正月終わって直ぐに来たときもあったし、遅かった時は3月に来たこともあったし。それにその日にすぐ来るわけでもないでしょ。来るって言った日からまた2、3日掛かるときだってある。そうなると役場だのあちこちに手続きなんて出来ない。町の人に連絡するだけで手ぇいっぱいなんですよ。前の町長さんはね、若くて優しい人だったけど、自分が責任を持って道を全部閉めてくるなんて言ってそのままおともになっちゃいましたからね。申し訳ないけど私にはそこまでできない。ただ、町の人には必ず連絡だけはします。それだけはちゃんとやりますよ。たまたま観光してた人は、まあ、折角で申し訳ないけど店を全部閉めるから早く帰ってもらうってことで。たまたまその時に来た人は、もうね、無事に帰れるように祈るしかないですよ。ええ。とにかくね、その時だけ道を封鎖するってことは出来ないんです。すいませんね。

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【会話より一部抜粋】
 いや、私は道の封鎖は反対ですね。封鎖をしたら外の人が来てくれないでしょう。
 何年か前にね、いい年したおっちゃんが夜中にバイクを走らせてたんですけど、もー、うるさくてね。夏でも冬でも走るもんですから、このあたりの人はみんな迷惑してたんです。
 でもね、その日にそのおっちゃんが夜に走ってたらですよ。そのおっちゃん、おともになっちゃって。私ね、正直こりゃいいなと思ったんです。大昔に何も知らん郵便局のお兄ちゃんがおともになったって話は可哀想でしたけど、でも、こういう人だったらおともになってもいいじゃないかって。別に誰も殺しちゃいませんしね。
 最近はまたうるさいバイクを走らせる人が出てきましたから、こういう人をおともにするためにも封鎖はしてほしくないですよ。

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【会話より一部抜粋】
 いやー、正直今儲かってますね。この辺で古民家ビジネス始めて正解でしたよ。
 この辺はいい古民家が結構多いし、元々人気の土地だから直ぐに買い手が見つかる。何よりね、一人暮らしのお年寄りの方がおともになってくれるもんですから、いい古民家がすぐに手に入るんですよ。助かりますわ、あっはっは。
 しかもこの古民家ね、住居だけじゃなくてカフェや雑貨店として使う方がほとんどですから、観光だけじゃないお客さんも最近はチラホラ見られるんです。A町はだいぶ活性化してきたんじゃないかと思うんですよ。ええ、僕の古民家ビジネスで。あっはっはっ。ウソウソ。
 それよりもこの間、T寺の和尚さんが持ってた敷地の一部をグランピング施設にされて。ねー、思い切りましたよねー。こりゃまた若い人が増えますよ。ま、施工はウチなんで、また儲けさせてもらいました。あっはっは。いやー、無事にオープンしましたし、どんどん色んな方に来てほしいですねえ。
 
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【SNSの投稿より抜粋】
こんにちは!A町の良さ広め隊 隊長のともやんです⁠^⁠^

最近はめっきり寒くなりましたね!
先日、境内の掃除をしていましたら丁度雪がチラついておりました(私、お寺の和尚でございます)
もうすっかり冬ですね〜><

さて、冬のA町ですが今年はなんと!!
オープンしたばかりのグランピングリゾート『TOMO’s Forest』がオトクに利用出来るんです♪
1月10日〜3月20日にご宿泊される方限定で全宿泊プランが30%OFF!!
更に学生様はなんと!!全宿泊プランが50%OFF!!
和尚もびっくり!あまりにもオトクすぎて私が泊まりたいくらいです(笑)
冬休みの家族旅行や卒業旅行にいかがでしょうか?冬のA町では古民家カフェ巡りや雪山ハイキングが楽しめますよ☆
また、この時期には不定期開催のお祭りもございます。夜にたいまつを持った人に出会えたら超ラッキー♪一生の思い出になるかも?私のように記念撮影もオッケーですよ(⁠^⁠^⁠)⁠d
(去年、たいまつ御一行と偶然出会えた私。自撮りは難しいですね(汗)精進致します;><)

この冬はぜひぜひA町に遊びに来てください♪お待ちしております!
_________________________________
[投稿日時 202X年12月10日 12:03]

※写真にはスキンヘッドの男性の左目辺りが映り込み、その後ろには蓑を纏って松明を持った中年男性が笑顔で写っている。尚、この写真を解析したところ、撮影日時は2日前の12月8日17時12分だった。


(終)
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