第1話
文字数 408文字
私は悪い人間に会いました。
その人は他人を恨み、妬み、傷つける最低な人間でした。
私は手に持っていたオノをそいつの頭めがけてふりおろしました。
そいつの頭から足先まで薪のようにぱっくり割ってしまうと、中から小さな女の子が出てきました。
女の子は全身傷だらけで、血が溢れて、痛いのか大声で泣いていました。
私が人間だったからでしょうか、女の子がとてもかわいそうに思ったので、よしよし、と慰めてやると、女の子はさらに大声で泣いてしまいました。
私は申し訳なく思ってしまって、どうしても泣き止んでほしくて、女の子を抱きしめました。
しばらくして女の子は泣き止んで、全身から出ていた血も止まってくれて、私はほっとしました。
もう大丈夫?と尋ねると、女の子は私の目を見てうなずいて、笑ってくれました。
そして遠くへ走りだしていきました。
同時に私が割ってしまった悪い人間の体も、持っていたオノもどこかへ消えてなくなりました。
その人は他人を恨み、妬み、傷つける最低な人間でした。
私は手に持っていたオノをそいつの頭めがけてふりおろしました。
そいつの頭から足先まで薪のようにぱっくり割ってしまうと、中から小さな女の子が出てきました。
女の子は全身傷だらけで、血が溢れて、痛いのか大声で泣いていました。
私が人間だったからでしょうか、女の子がとてもかわいそうに思ったので、よしよし、と慰めてやると、女の子はさらに大声で泣いてしまいました。
私は申し訳なく思ってしまって、どうしても泣き止んでほしくて、女の子を抱きしめました。
しばらくして女の子は泣き止んで、全身から出ていた血も止まってくれて、私はほっとしました。
もう大丈夫?と尋ねると、女の子は私の目を見てうなずいて、笑ってくれました。
そして遠くへ走りだしていきました。
同時に私が割ってしまった悪い人間の体も、持っていたオノもどこかへ消えてなくなりました。