一人暮らしの準備

文字数 503文字

一人暮らしを始めるとは新たなる船出。
乗り込む船を条件に合わせじっくりと決め、その中に持ち込みの設備を組み込んでいく。一人乗りの船なので、何でもかんでも載せていては良くない。大事なのは水と薬と食糧、単独の航海だ。病にでもかかったら厄介なので気をつけねば。
しかし自分の場合、貸し出されている船を一週間以内にパパっと決め、前の船の貨物をそのまま持って来ただけの急繕い。今の日本の状況としてもあまり決める為にウロウロは出来ず、マンスリーマンションに一年契約で飛び込んだのだった。
まぁ、思い切りが良いと捉えよう。その為、最低限の家具家電は備え付きだが一人暮らしに必要なものの補充は部屋に行ってからでないと分からず、実質引っ越しをし終えてから準備を始める事となった。それにしても、掃除用具や調理器具、寝具や調味料の追加だけでも結構な費用が掛かる。当たり前にあったものを当たり前にする為には、お金と準備がかかるんだな。当たり前の事だろうが。
 
少し特殊な出だしとなった一人暮らし。その割には順調に始められたと思っている。でも、不満が一つ。契約の時の手違いで、狭い部屋にダブルサイズのでかいベッド。邪魔である。(残四十万円)

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み