第3話 ふつうの道具屋
文字数 1,060文字
ふつうの道具屋に行ったらルカがいた。
探す手間が省けた。
ハルトの言う通り、やっぱり狭い村だった。
ルカはしばらく黙って
と蚊の鳴くような声で言った。
カウンターに行き、店主のおじさんのところに行く。
白い粉と植物があっさりと出てきた。
細長い緑の葉に、細い茎の先がわしゃわしゃしている変わった植物だった。
これが何か聞けなかったけど、お金を払って受け取って三人で店を出た。
白い粉はお金を入れていた袋にしまえたけど、植物はしまえなかったので三人でそれを見る。
三人で俺の家に向かう。
思い出したから聞いてみた。
それは否めなかった。
やっぱりこの二人といるのは楽しい。
俺たちはあっさりと魔王を倒したけど
その後のお姫様をお城に戻すまでの道のりは困難を極めた。