第1話
文字数 374文字
「待てやこらあ!そんなモンモン祭で出して殺されたいんかっ!」
「御大層じゃないの。うちのシマ内の祭やぞ。庭場庭場うっさいのう。」
「露店はおじきの顔じゃろうが。うぬらのガキもやっとるだろ!」
「だからどうしたんよ。おいっ。」
「待て待て。祭が台無しになるじゃないの。血のシェイクなんて売れんのよ。唾飲めや。」
「へいっ。」・・・・後で後ろから刺せ。」
何か揉めているようだ。かき氷のアルバイトなんてやっぱりヤバかったかな。タバコに火を点ける。
「1本だけだぞ。」
「はいっ。」
夜になるとかき氷の客は途絶えがちになった。浴衣を着た女の子がぽつりぽつり来るだけ。いきなり叫び声が聴こえた。
「なんじゃぁ!何が極道じゃあクソがっ!あぁ、もう助からん、横に入っとる。おいっ!チャカはないのか。」
「いいじゃないの。」
ぱんっ
軽い破裂音が聴こえた。
「お兄さん、花火観に行かない?」
「御大層じゃないの。うちのシマ内の祭やぞ。庭場庭場うっさいのう。」
「露店はおじきの顔じゃろうが。うぬらのガキもやっとるだろ!」
「だからどうしたんよ。おいっ。」
「待て待て。祭が台無しになるじゃないの。血のシェイクなんて売れんのよ。唾飲めや。」
「へいっ。」・・・・後で後ろから刺せ。」
何か揉めているようだ。かき氷のアルバイトなんてやっぱりヤバかったかな。タバコに火を点ける。
「1本だけだぞ。」
「はいっ。」
夜になるとかき氷の客は途絶えがちになった。浴衣を着た女の子がぽつりぽつり来るだけ。いきなり叫び声が聴こえた。
「なんじゃぁ!何が極道じゃあクソがっ!あぁ、もう助からん、横に入っとる。おいっ!チャカはないのか。」
「いいじゃないの。」
ぱんっ
軽い破裂音が聴こえた。
「お兄さん、花火観に行かない?」
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