第1話

文字数 1,064文字

おはよう・こんにちは。こんばんは。ようこそ、ゆめのせかいへ。
このページをひらいてくれてありがとう。いまわたしとあなたがいるせかいは、あなたのおねがいやゆめがぜーんぶかなってしまう「ゆめのせかい」というところよ。そしてわたしはこのせかいにすんでいるの。なまえはフワってよんで。あなたがこのページをひらいたってことはおねがいことやかなえたいゆめがあるのでしょう?いまここには、あなたとわたくししかいないからおしえてくださいな。
 ふふ、あなたのねがいしっかりきいたわ。安心してちょうだい。さっきもいったでしょう。ここではなんだってかなっちゃうんだから。でもね、いくらゆめのせかいでもすんなりとはかなえてあげないわよ。ふふ、いま、えーっていやなかおしたわね。じょうけんは3つあるわ。このおやくそくがまもれるのならこのおはなしつづけるけどだいじょうぶかしら。ふふ、ステキなかおよ。じゃあ、つづけるわね。3つのおやくそくのうちのひとつはかみとかくものをじゅんびしてくださいな。かんたんでしょう。かみはあなたがかけるものならどんなものでもだいじょうぶよ。
 ふふ、じゅんびはできたかしら。ふたつめはわたし「フワ」をかいてくださいな。そういえば、わたしのすがたについてつたえていなかったわね。わたしのすがたはあなたがかんがえたすがたでみえるようになっているの。なぜって、それは「ゆめのせかい」だからよ。だから、あなたが思う・考える「フワ」をかいてちょうだいな。かわいいフワ、かっこいいフワ、まほうつかいのフワなんてもすてきね。それと、かいているときにねがいながらかくのをわすれないようにね…。
 ふふ、ちゃんとおもいをこめてかけたかしら。では、あなたがかいた「フワ」のよこに、「かなえたいゆめ」や「ねがい」をかいてくださいな。
 ふふ、さいごのおやくそくは、よるにねむりにつくときにかみをそばにおいてねることよ。あなたにつぶされたくないから、ふまないばしょにおいてくださいな。わすれないようにするのよ。
 これでみっつのおやくそくはおしまいよ。これできっとあなたのねがいはかなうはずよ。ただし、ゆめのなかでだけど…。なんでですって?ふふ、それはもちろん「ゆめのせかい」だからかしら。ではよるにまたあいましょう。あなたたちのすてきなすがたをみにあなたたちの「ゆめのせかい」をのぞかせてもらうわね。どんなせかいがひろがっているかたのしみね。
ふふ、ではいいゆめを。


またかなえたいゆめがあれば、ぜひあいにきてくださいな。わたしはいつでもあらわれますよ。
ふふ…。
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