第6話

文字数 7,010文字

 9月2日金曜日
~ペイペイドーム~ 18回戦 埼玉西武7勝10敗1分
埼玉西武    0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ソフトバンク  0 0 0 0 1 1 2 0 × 4
勝 東浜9勝6敗  敗 松本6勝5敗
本 今宮4号(松本)

〇3番手で佐藤投手が久々の一軍登板。
初のリリーフ登板も、1回無失点に抑えた。


 9月3日土曜日
~ペイペイドーム~ 19回戦 埼玉西武7勝11敗1分
埼玉西武    1 0 0 0 0 0 1 0 0 2
ソフトバンク  0 1 2 1 1 0 0 0 × 5
勝 板東2勝1敗  セーブ モイネロ1勝1敗19セーブ  敗 與座9勝6敗
本 森7号(板東) 今宮5号(與座) デスパイネ8号2ラン(與座) 中村10号(板東)

〇10勝目をかけて先発した與座投手だったが、今宮選手とデスパイネ選手に手痛いホームランを打たれるなど、5回途中5失点で降板。

〇7回表に中村選手が、この日誕生日の同級生栗山選手に捧げる第10号ホームランを放ったが、勝利には届かず3連敗。


 9月4日日曜日
~ペイペイドーム~ 20回戦 埼玉西武8勝11敗1分
埼玉西武    0 0 0 0 0 0 4 0 0 4
ソフトバンク  0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
勝 エンス10勝6敗  セーブ 増田2勝3敗29セーブ  敗 千賀9勝5敗
本 外崎11号2ラン(千賀)

〇ホークス先発千賀投手に対してライオンズ打線は7回表、呉念庭選手がショートへの内野安打で出塁すると、柘植選手が送りバントを成功させた一死二塁で、外崎選手がレフトスタンドへ第11号2ランホームランを叩き込んだ。
さらに鈴木選手が放った打球が、ファースト三森選手のタイムリーエラーを誘い追加点を奪うと、一死満塁から、森選手がライトへタイムリーヒットを弾き返し一挙4得点、難敵千賀投手を打ち崩したラッキー7の攻撃となった。

〇先発エンス投手は1回裏の一死一・二塁のピンチを切り抜けると、続く2回裏一死満塁のピンチでも、三森選手をファーストフライ、野村勇選手をショートゴロに打ち取りホークスに得点を許さず、6回を投げて105球5安打6奪三振3四死球無失点の粘投で、ニール投手以来の外国人投手の2ケタ勝利に到達。

〇7回裏をスミス投手、8回裏は公文投手でつなぎ、そして9回裏は増田投手が1番から始まる相手の好打順を三者凡退に抑え試合終了。


 9月6日火曜日
~ベルーナドーム~ 23回戦 埼玉西武11勝12敗
ロッテ   0 0 0 0 1 0 0 1 0 2
埼玉西武  0 0 0 3 0 0 0 0 × 3
勝 髙橋光成10勝7敗  セーブ 平良1勝3敗7セーブ  敗 石川7勝6敗
本 森8号(石川) 山川38号(石川) 呉念庭5号(石川)

〇増田投手が特例2022により、登録抹消。

〇平良投手、佐々木投手が一軍に昇格。

〇先発髙橋光成投手は4回表、3本のヒットで一死満塁のピンチを背負ったが、茶谷選手をサードゴロに打ち取り、ホームゲッツーでピンチを切り抜けた。
8回表一死二塁からは、山口選手の打球を呉念庭選手が後逸してしまうタイムリーエラーがあったが、続く井上選手をセンターフライに打ち取ったところで降板。
二死三塁のピンチで登板した公文投手が、安田選手をアウトコースのスライダーで空振り三振に斬り、リードを守った。
髙橋光成投手は7回2/3イニングを、8安打9奪三振1死球2失点の投球内容で、2年連続3度目の2ケタ10勝目に到達。

〇マリーンズ先発石川投手の前にパーフェクトに抑えられていたライオンズ打線は4回裏二死、森選手が左中間スタンドへ第8号ホームランを放つと、山川選手はフルカウントから粘った13球目のカットボールをレフトスタンドに第38号ホームラン。
なおも呉念庭選手もライトスタンドへ第5号ホームランを放り込み、クリーンアップ揃い踏み、ライオンズでは3年ぶりとなる3者連続ホームランが飛び出した。

〇9回表は平良投手が登板し、先頭打者の代打角中選手にセンターへのヒットを打たれたが、松川選手をスリーバント失敗の三振、代打レアード選手をライトフライ、荻野貴選手はサードライナーに打ち取って、復帰戦で1点リードを守り切る好リリーフを見せた。


 9月7日水曜日
~ベルーナドーム~ 24回戦 埼玉西武11勝13敗
ロッテ   3 0 1 0 1 2 0 0 0 7
埼玉西武  0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
勝 佐藤奨2勝5敗  敗 隅田1勝9敗
本 山口10号3ラン(隅田) 井上5号(隅田)

〇前日の試合で腰を痛めた外崎選手が、急性腰痛のため登録抹消。

〇先発隅田投手は立ち上がりに山口選手に3ランホームランを被弾するなど、4回4失点で降板。
自身9連敗となり、パ・リーグの新人投手では2人目。


 9月8日木曜日
~ベルーナドーム~ 25回戦 埼玉西武14勝11敗
オリックス  0 0 0 1 0 0 1 2 1 5
埼玉西武   0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 宇田川1勝1敗  敗 平井6勝7敗
本 中川圭5号(平井) 6号(増田) 伏見2号(増田)

〇増田投手が出場選手登録。

〇8回表増田投手が登板し、通算500試合登板達成。

〇8回裏、9回裏の共に一死満塁のチャンスを活かせず、完封負け。


 9月10日土曜日
~ベルーナドーム~ 22回戦 埼玉西武11勝10敗1分
日本ハム  0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 2
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
勝 井口2勝1セーブ  セーブ 河野2敗1セーブ  敗 増田2勝4敗29セーブ
本 近藤7号(増田)

〇先発松本投手は1回表一死満塁のピンチを背負ったが、今川選手をサードゴロで本塁フォースアウト、清宮選手をファーストゴロに打ち取ってピンチを脱するなど、7回106球2安打8奪三振4四死球無失点の好投。

〇9回裏二死一・二塁で、中村選手がレフトへタイムリーヒットを放ち、土壇場で同点に追い付いた。


 9月11日日曜日
~ベルーナドーム~ 23回戦 埼玉西武12勝10敗1分
日本ハム  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
埼玉西武  0 1 2 0 0 0 0 0 × 3
勝 與座10勝6敗  セーブ 増田2勝4敗30セーブ  敗 ポンセ3勝5敗
本 中村11号(ポンセ)

〇金子侑選手が一軍復帰。

〇2回裏先頭打者の中村選手が、ファイターズ先発ポンセ投手のカウント3-1からのツーシームを、バックスクリーンに第11号先制ホームラン。

〇3回裏金子侑選手がセンターへの三塁打で出塁した無死三塁から、源田選手もライトへタイムリー三塁打を放ち追加点を奪うと、続く無死三塁から森選手がセンターへ犠牲フライを打ち上げた。

〇先発與座投手は立ち上がりから球数を要したが、5回97球4安打2奪三振3四球無失点の粘投で、プロ5年目にして初の2ケタ勝利に到達。
試合後のお立ち台では、涙を浮かべる一幕も。

〇6回からは佐々木投手、森脇投手、水上投手、平良投手、増田投手の投手リレーで完封勝利。
増田投手はシーズン30セーブ目に到達し、自身3度目の30セーブはライオンズでは初の快挙となった。


 9月12日月曜日
~ペイペイドーム~ 21回戦 埼玉西武8勝12敗1分
埼玉西武    0 1 0 0 0 2 0 2 0 5
ソフトバンク  0 0 4 1 0 0 2 0 × 7
勝 東浜10勝6敗  セーブ モイネロ1勝1敗22セーブ  敗 エンス10勝7敗
本 デスパイネ10号2ラン(エンス) 正木3号(エンス) 山川39号2ラン(東浜)

〇6回表ホークス先発東浜投手に対して、先頭打者の森選手がライトへのヒットで出塁すると、続く山川選手が左中間スタンドへ第39号2ランホームラン。

〇8回表には呉念庭選手のレフトへのタイムリーヒットと、平沼選手の犠牲フライで2点差まで詰め寄ったが、中盤までの失点が響き惜敗。


 9月13日火曜日
~ペイペイドーム~ 22回戦 埼玉西武8勝13敗1分
埼玉西武    0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
ソフトバンク  0 0 0 1 1 0 2 5 × 9
勝 森2勝4敗6セーブ  敗 髙橋光成10勝8敗

〇先発髙橋光成投手は6回2失点と試合は作ったものの、水上投手、公文投手、佐々木投手のリリーフ陣が踏ん張れず連敗。

〇9回表に源田選手、森選手の連打で無死一・二塁のチャンスを作ったが、山川選手はショートゴロダブルプレー、中村選手も空振り三振に倒れるなど、最後まで得点を奪えず。


 9月14日水曜日
~ペイペイドーム~ 23回戦 埼玉西武8勝14敗1分
埼玉西武    0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
ソフトバンク  5 0 0 0 0 0 0 1 × 6
勝 石川6勝9敗  敗 隅田1勝10敗

〇先発隅田投手は1回裏、いきなり一死満塁のピンチを背負い、デスパイネ選手、牧原大選手、正木選手、中村晃選手に4者連続タイムリーを打たれ、5点を失った。
2回以降は立ち直りを見せていき、7回を投げ切ったものの、立ち上がりの5失点はあまりにも痛すぎた。
隅田投手は1950年の国鉄成田啓二さん以来72年ぶりの、新人投手10連敗を喫してしまった。


 9月15日木曜日
~ZOZOマリンスタジアム~ 25回戦 埼玉西武11勝14敗
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
ロッテ   0 2 2 2 0 0 2 0 × 8
勝 美馬8勝6敗  敗 平井6勝8敗
本 安田7号2ラン(平井) 金子侑1号(廣畑)

〇9回表先頭打者の金子侑選手がライトスタンドへ、完封負けを免れる意地の今シーズン第1号ホームランを叩き込んだが、打線の奮起が待たれる4連敗を喫してしまった。


 9月17日土曜日
~ベルーナドーム~ 21回戦 埼玉西武13勝7敗1分
楽天    0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
埼玉西武  0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 田中将9勝10敗  セーブ 松井裕1勝3敗31セーブ  敗 松本6勝6敗

〇2番手本田投手がイニングをまたいで2イニングをパーフェクトに抑えるなど、投手陣は粘ったが打線が沈黙し、5連敗で4位転落。


 9月18日日曜日
~ベルーナドーム~ 22回戦 埼玉西武13勝8敗1分
楽天    1 0 0 3 0 0 0 0 0 4
埼玉西武  0 0 0 3 0 0 0 0 0 3
勝 則本昂9勝8敗  セーブ 松井裕1勝3敗32セーブ  敗 與座10勝7敗
本 茂木8号(與座) 愛斗8号3ラン(則本昂)

〇4回裏山川選手と栗山選手の連打で作った無死一・二塁のチャンスで、6番愛斗選手がレフトスタンドへ第8号3ランホームランを放り込み、1点差まで詰め寄ったものの、またしてもあと1本が出ずに惜敗。


 9月19日月曜日
~ベルーナドーム~ 23回戦 埼玉西武13勝9敗1分
楽天    0 2 0 0 0 0 2 0 0 0 2 6
埼玉西武  0 0 0 0 1 0 2 0 1 0 0 4
勝 ブセニッツ3勝1敗  セーブ 宮森1勝1セーブ  敗 増田2勝5敗30セーブ
本 太田3号2ラン(エンス) 外崎12号(宋家豪) 愛斗9号(宋家豪) 浅村27号(増田)

〇引退試合となった内海投手が先発登板し、先頭打者の山崎剛選手をカウント2-2からの5球目のストレートでセカンドゴロに打ち取ると、球場中の万雷の拍手の中マウンドを降りた。

〇3点ビハインドの7回裏、イーグルス2番手宋家豪投手から一死後、外崎選手がレフトスタンドへ第12号ホームランを放つと、続く愛斗選手もバックスクリーンへ2試合連続となる第9号ホームラン、2者連続ホームランで1点差まで詰め寄った。
なおも9回裏松井裕投手から、森選手がライトへ三塁打を弾き返し無死三塁のチャンスを作ると、一死後、外崎選手がライトへ犠牲フライを打ち上げ、土壇場で同点に追い付く粘りを見せた。

〇10回表を三者凡退に抑えた増田投手はイニングをまたいで11回表も続投したが、先頭打者の浅村選手にバックスクリーンにホームランを打たれると、鈴木大選手にも犠牲フライを打たれ痛恨の2失点。


 9月20日火曜日
~ベルーナドーム~ 24回戦 埼玉西武14勝9敗1分
楽天    0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
埼玉西武  1 0 0 0 1 0 0 2 × 4
勝 髙橋光成11勝8敗  セーブ 平良1勝3敗8セーブ  敗 瀧中2勝9敗

〇1-1の5回裏一死から、平沼選手がライトへ三塁打を放った一死三塁で、イーグルス先発瀧中投手から、金子侑選手がライトへタイムリーヒットを放ち、2-1と勝ち越し。

〇7回表一死後、炭谷選手の打席で折れたバットと打球が同時にショートを襲ったが、源田選手が落ち着いてショートゴロに打ち取る、源田たまらんプレーが飛び出した。

〇追加点が欲しいライオンズは8回裏二死一・三塁、ブセニッツ投手のワイルドピッチで3-1、なおも外崎選手が三塁ベースを直撃するレフトへのタイムリーヒットを放ち、4-1とイーグルスを突き放した。

〇先発髙橋光成投手は8回もマウンドに上がり、先頭打者の茂木選手にセンターへのヒットを打たれたが、続く浅村選手をショートゴロダブルプレーに打ち取るなど、8回を投げ切る130球の熱投で1失点に抑えるエースのピッチングを見せ、チームの連敗を止めた。


 9月24日土曜日
~札幌ドーム~ 24回戦 埼玉西武13勝10敗1分
埼玉西武  0 0 0 1 2 0 0 3 0 6
日本ハム  0 0 0 0 0 0 2 0 0 2
勝 松本7勝6敗  敗 池田1勝3敗

〇4回表二死一・二塁で、鈴木選手がライトへタイムリー二塁打を放ち先制。
続く5回表、ファイターズ先発池田投手から、先頭打者の源田選手がレフトへヒットを放ち出塁し、森選手が左中間へタイムリー二塁打を弾き返し2-0、一死三塁から栗山選手もライトへタイムリーを放ち、3-0とリードを広げた。

〇ライオンズ先発松本投手は7回裏二死を取ったところから、古川裕選手にレフトへヒットを打たれると、続く細川選手にライトへタイムリー三塁打を打たれたところで降板。
なおも1点差まで詰め寄られたが、二死二・三塁で水上投手が登板し、杉谷選手をファーストライナーに打ち取ってリードを死守。

〇8回表ライオンズ打線はロドリゲス投手から、森選手がライトへのヒットで出塁後、山川選手はライトオーバーのタイムリー二塁打、栗山選手もレフトへタイムリー二塁打を放つなど、すぐさま3点を奪い試合の主導権は渡さず。

〇この試合の勝利で3位に浮上したものの、バファローズも勝利したため、リーグ優勝の可能性は消滅した。


 9月27日火曜日
~メットライフドーム~ 24回戦 埼玉西武9勝14敗1分
ソフトバンク  0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
埼玉西武    2 0 0 0 2 0 0 0 × 4
勝 髙橋光成12勝8敗  セーブ 増田2勝5敗31セーブ  敗 石川7勝10敗
本 山川40号2ラン(石川) デスパイネ13号(髙橋光成)

〇1回裏ホークス先発石川投手から二死後、森選手が四球で出塁すると、山川選手がレフトスタンドへ第40号先制2ランホームラン。

〇追加点が欲しいライオンズは5回裏無死一・二塁で、森選手がファーストゴロダブルプレーに打ち取られチャンスが潰えたかに思われたが、山川選手は申告敬遠、外崎選手も四球を選び二死満塁と再びチャンスを作り、愛斗選手がセンターへ2点タイムリーヒットを弾き返し、貴重な追加点。

〇先発髙橋光成投手は4回表無死一・二塁のピンチを背負ったが、柳田選手をインコースへのストレートで見逃し三振、デスパイネ選手をアウトコース低めのスライダーで空振り三振、中村晃選手をピッチャーゴロに打ち取った。
さらに7回表一死一・二塁で、代打川瀬選手の放ったゴロをセカンド外崎選手が一塁へ送球後、ファースト山川選手が二塁へ送球し、一塁走者柳町選手をタッチアウトにするダブルプレーが飛び出し、バックもエースを盛り立てた。


 9月28日水曜日
~楽天生命パーク宮城~ 25回戦 埼玉西武15勝9敗1分
埼玉西武  0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
楽天    0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
勝 今井5勝1敗  セーブ 平良1勝3敗9セーブ  敗 岸8勝10敗
本 平沼1号(岸)

〇5回表一死後、イーグルス先発岸投手から、平沼選手がライトスタンドへ第1号先制ホームラン。
平沼選手のホームランは約3年ぶり、ライオンズ移籍後では初ホームランとなった。

〇およそ1ヶ月ぶりの登板となった先発今井投手は、3回裏に一死満塁のピンチを背負うも、小深田選手をセカンドフライ、浅村選手を高めのスライダーで空振り三振で切り抜けるなど、走者を出す場面もありながら8回を投げ切って、イーグルス打線を無失点に抑えた。
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