第1話

文字数 1,208文字

「ハナコさんは名探偵!?」

コンセプトとあらすじ
「女の子が、学校に住み着く幽霊・ハナコさんと一緒に事件の謎を解くホラー風ミステリー」

小5の神津舞は、ある日弟が、学校の屋上でいじめをした疑いをかけられる。信じられない舞は、屋上で真犯人の証拠を探そうとして間違って落下してしまうが、ハナコさんに助けられる。ハナコさんは真犯人を見つけるかわりに魂を要求し、舞は承知する。解決後、舞は魂を渡さないため、新しい事件を見つけてくる。やがて舞の弟が誘拐されるが、その犯人はハナコさんが命を落とすきっかけを作った人物で、二人は協力して仕返しする。

起・出逢い
小6の神津舞は、弟の希望(のあ)が屋上でいじめをしている動画を見る。そこには希望の名前入りの上履きが映っており、信じられない舞は真犯人の証拠探しに屋上にくるが、間違って落下してしまう。そこに、学校のトイレに棲みつく口の悪い幽霊・ハナコさんがきて助けてくれた。

承・推理
ハナコさんは魂をくれる約束をしたら、真犯人を教えてやるという。舞が承諾すると、ハナコさんは『真実が映る鏡』をだして、真犯人がクラスの人気者の少年・亮だと教える。しかし証拠がない。ハナコさんは「それくらい自分で探せ」という。( ここから「倒叙ミステリー」になる )

転・解決
舞は亮に会いに行くが、丸めこまれてしまう。そんなとき、ハナコさんの言葉から偶然、事件解決の糸口を見つけた舞は、亮の前で推理を披露。追い詰められて襲いかかってきた亮に、ハナコさんはお仕置きする。解決後、魂を要求するハナコさんに対して舞は新しい事件を探してくる。

結・最大の事件
ハナコさんは犯人の名前しか教えてくれず、舞は自分で解決するが、再びハナコさんの言葉がヒントになる。すると希望が誘拐される。犯人はハナコさんが命を落とすきっかけを作った人物。二人は協力して仕返しを果たし、ハナコさんは成仏していったが、次の日トイレに戻ってくる。


キャラクター

神津舞(かみづ・まい) 小5 
読者目線のキャラ。前向きで弟思い。真面目で思ったことは即行動にだすが、無鉄砲なところがある。『ハリーポッター』のハリーのイメージ。

神津希望(かみづ・のあ) 小4 
体が小さく気が弱いが、人当たりがよく友達思い。『ハリーポッター』のロンのイメージ。

ハナコさん 
小学生の女の子の姿。見た目はかわいいが口が悪く、「私のような上級の幽霊がなんでそんなことを…」が口癖で、プライドが高い。しかし内心では頑張り屋の舞のことを認めていて、わからないように事件解決へのヒントを出す。『ハリーポッター』のハーマイオニーのイメージ。
20年前に小学校に侵入した不審者から逃げるため、学校のトイレに閉じこもったところ、出られなくなって熱中症で命を落とした。舞に協力するのは、悪人を許さないという気持ちから。自らが亡くなるきっかけを作った不審者の男に、仕返しを果たして成仏するが、すぐに戻ってくる。
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