第1話
文字数 238文字
「パパ、おはよう」
「おはよう」
朝、娘の愛が、私に声をかけた。
「今日は、何時頃帰ります?」
「7時には、帰れると思う」
妻のみきが、私に声をかけた。
私、山川武、58歳。
妻は、山川みき、26歳。
娘、山川愛、10歳。
「今度の参観日、来れます?」
「たぶん、行ける」
「愛、パパ行けるって!良かったね!」
「少し、嬉しい」
「どうして、少し嬉しいの?」
「だってーーパパじゃなくて、みんなに、おじいちゃん!って言われるモン」
「そうねーーー」
ふたりの視線が、私に向いた。
私は、苦笑いしか出来なかった。
「おはよう」
朝、娘の愛が、私に声をかけた。
「今日は、何時頃帰ります?」
「7時には、帰れると思う」
妻のみきが、私に声をかけた。
私、山川武、58歳。
妻は、山川みき、26歳。
娘、山川愛、10歳。
「今度の参観日、来れます?」
「たぶん、行ける」
「愛、パパ行けるって!良かったね!」
「少し、嬉しい」
「どうして、少し嬉しいの?」
「だってーーパパじゃなくて、みんなに、おじいちゃん!って言われるモン」
「そうねーーー」
ふたりの視線が、私に向いた。
私は、苦笑いしか出来なかった。