第1話

文字数 640文字

弱いものの肉を、強いものが食べる


好きな方が、嫌いな方に従う。
これが、現代日本の弱肉強食だと思う。

好きだから、抵抗はあるけれど、従う。
嫌いな方は、好かれてるから従わせる。

それが本質です。

放火を起こした私の長兄は、音楽評論家の渋谷陽一が、幼少期から育ちのいい子供だったと言うような自慢話を聞いて、ムカついたそうだ。
僕の次兄は海外旅行しょっちゅう行っていた時期があった。その本人の話を聞く。
そこまで面白くない。
これが手塚治虫さんが、どこかへ行った、古代の世界を知るために、旅行したと言う話を聞いたとする。
僕はそれを聞いて、強者はここまで面白いのか? 悔しいとは思わない。
やっぱり手塚さんだよな。面白い楽しい素敵だ尊敬する。そこに弱肉強食を僕はまったく見ない。

汚れがない純心。
堀江貴文の話聞いても、人のもの売ったり買ったりして、オリジナルのアイデアで新しいものを生み出したわけじゃない。それが買った負けたと言われても、昔はこう言うの生臭くて下品で田舎くさいと馬鹿にしたんだ。

無欲を説く人に、面白い人がいるか?
実はこれも違う。ちっともああ言うのは面白くないと言う人が結構いる。
全然面白くない楽しくない。
なんで堀江さんのような人が羨ましくないと言う割に、その人に自分なりのアイデアがないのか?
それはまったく違うベクトルの金儲けにその人がのってるからだ。

つまり僕には現代に行き場がない。
面白い人がいない楽しい人がいない。自分なりの新しいアイデアを持ち寄って楽しく賑やかに盛り上がる仲間がいない。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み