第1話
文字数 495文字
4月1日、つまりエイプリルフールに、一通の手紙が届いた。
黒い封筒で、宛名は真っ赤な文字。
趣味が悪いな~と思いながら開けると、これまた黒いカードと赤い文字。
『アナタを殺しに参ります』
「…はい?」
何の冗談かと思い…そこで気付いた。
今日はウソをついて良い日。
誰かが手間をかけ、こんなイタズラをしたのだろう。
「バカバカしい」
カードを封筒に入れようとして、ふと背後に人の気配を感じた。
ズパッ…!
「がっ!?」
周囲に血が舞い広がる。
自分の首が、胴体から離れた。
ボールのように床にはねて、ゴロゴロと転がり止った。
そして胴体が、どさっと倒れた。
なっ何でだ?
今日はエイプリルフールのはずなのに…!
視界が黒く染まる中、黒い人物はニヤッと笑った。
「ああ、手紙は今日届いたんですね? 出したのは2日前だったんですけど」
そう言って手紙を拾い上げた。
ああ…そうか。
2日前なら、エイプリルフールじゃないから…。
ウソつく必要がないのか。
黒い封筒で、宛名は真っ赤な文字。
趣味が悪いな~と思いながら開けると、これまた黒いカードと赤い文字。
『アナタを殺しに参ります』
「…はい?」
何の冗談かと思い…そこで気付いた。
今日はウソをついて良い日。
誰かが手間をかけ、こんなイタズラをしたのだろう。
「バカバカしい」
カードを封筒に入れようとして、ふと背後に人の気配を感じた。
ズパッ…!
「がっ!?」
周囲に血が舞い広がる。
自分の首が、胴体から離れた。
ボールのように床にはねて、ゴロゴロと転がり止った。
そして胴体が、どさっと倒れた。
なっ何でだ?
今日はエイプリルフールのはずなのに…!
視界が黒く染まる中、黒い人物はニヤッと笑った。
「ああ、手紙は今日届いたんですね? 出したのは2日前だったんですけど」
そう言って手紙を拾い上げた。
ああ…そうか。
2日前なら、エイプリルフールじゃないから…。
ウソつく必要がないのか。