カデンツァ士郎

文字数 981文字

【アーティスト名】
 カデンツァ士郎

【概要】
 即興の天才。よくあるバーテンダーに「私をイメージしたカクテルを作ってくれ」と頼む様な感覚で、どんな要望にも即興で答えてくれるソロシンガー。

【性格】
 クール、不愛想に見えて実はシャイな心優しい青年(21歳)

【代表曲】
 多数。「君だけの一曲」を合言葉に相手に応じてその都度曲を作るスタイル。ヴァイオリン、ピアノ、ギター、ハーモニカを場所によって使い分ける器用さを持つ。

【歴史】
 かつてプロを志していたが、業界の闇を知り嫌気がさして己の道を切り開くべく人生を模索中。そんな士郎に業界屈指の意地悪な評論家が無茶振りを仕掛けるが見事にその要望に応え、唸らせる。何とか生意気な士郎をぎゃふんと言わせたいその評論家からその後も散々、嫌がらせを受けるがその挑戦を受けるたびに士郎は腕がめきめきと上がっていく。
 そんな士郎の生業たる即興のスタイルは、相手の要望を聞きそれに即興で作った歌で応え、お代は相手が払いたいだけ払えばそれでいいとするスタイルだ。
 先に述べた評論家は見栄から多額の報酬を払われるが、孤児院に出向いた時は、ただで子供達の即興を受け付ける優しさも持ち合わせている。
 その後、士郎はユーチューバーとして生配信中に即興をこなすというチャンネルを開き、これが大当たり。その中で特に評判が良かった即興をセットリストにしたコンサートを開いて欲しいと要望が上がる。
 だが、そんな士郎を異端児として煙たがる業界の腰は重い。そこで士郎はクラウドファンディングを開いたところ、あっという間に目標金額が集まり、士郎は自身のコンサートを開くこととなったのであった。
 先が読めない時代だからこそ、変幻自在な即興でしなやかに生き残る精神を士郎に見たファン達が士郎に寄せる眼差しは熱い。一方、同時に先に述べた評論家の様に無理難題を吹っ掛けてくる輩もまた多数いる。
 そんな刺激に満ちた士郎を筆者は、是非、応援したいと思う。

【セットリスト】
・ある意地悪評論家からの無理難題リクエスト
・ある病床にいる少女からのリクエスト
・あるサラリーマンの愚痴に付き合うリクエスト
・ある老夫婦の寂しさを紛らわせるリクエスト
・ある赤子を落ち着かせるためのリクエスト
 その他、老若男女問わず多数から受けたリクエスト

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