*話……ヴィアベルにて

文字数 518文字

ここが王都か。私の集落とはまるで違うな
そうなのですか。平民地区は貴族特区には見劣りいたしますが、住みよい場所です。魔術の使用には制限がかかりますので注意ください
そういえば免許がいるとチェレスが言っていたな。なぜそんな制度が導入された
危ないからですよ。幼児にチェーンソーや散弾銃、爆弾を持たせているのと同じですから。正しい知識と技能をもって扱えるようにと現在の免許制となっております
手順を踏めば幼児も使える。あとは才能の問題だ
王都に住む子の大半は生まれたときに封印術を施されます。自力で解けるものですから、解ける頃には安定して魔術を扱える
フン……それは適性があるとは言えんな
左様。貴族の方は魔術はあまりうまくないのですよ。さて、今日貴方を案内をするのは私ではなかったのですが……
そういえばおまえの名前を聞いていなかったな
おや……早速今流行りの名乗りを促す台詞が聞けそうだ。このまま聞いていても?
いいわけあるかさっさと吐け
シーバ・オニキス。警官です。隣国と戦争中は前線基地にて軍人として働いていた経歴もあります。最近の趣味は読書。好きな物はコーヒー。薫り高い物。苦手なものは緻密な作業、綿密な計画。嫌いなものは雑誌の早バレ
そこまで聞いてない
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登場人物紹介

チェレス・ハワルダイト……職業不詳。ロヴェリオは兄。

ロヴェリオ・マキシュミ……職業不詳。チェレスは弟。

アイディルナ・スフォルツォ……銀の民と呼ばれた民族。トゥーニにより復元された。

シーバ・オニキス……警護機関ヴァール(警察)の警官。

スリイヴ・ベック……現国王以外に王権をもつ唯一の人物。

トゥーニ・トゥーラ……魔術法制局の局員。イニーツォが好き。

イニーツォ・バレンシオ……元勇者

魔王……今は世界の何処にもいないもの。誰かに似ている

アイディルナ・スフォルツォ……銀の民

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