Ｃａｎ　ｉ　ｋｉｌｌ　ｙｏｕ？

文字数 182文字

『殺してみろよ、できるものならな』

そう君は、はっきり言った。

その目が、この声が、僕を駆り立たせる。

殺してしまったら、この愛おしい目を見つめられなくなる。
声を聞けなくなってしまう。

それは嫌だ。

でも。

僕は君を一生僕のものにしたい。
『僕』という檻に入れて、閉じ込めてしまいたい。

だから君を、殺さなければならない。

傲慢でもいい。

ただ、君を僕のものにしたい。

それだけなんだ。

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