第1話 魂が知っている

文字数 1,000文字

「なぜ、巡り逢うのかをわたしたちは誰も知らない」

「君と出逢った意味、それは自分の魂が知っている。知っているとは、そういう意味だと構築した・創り上げた・見出したということであり、自身がそう決断し、意義づけたということだ。予め、概念ありきではなく、自身の言動・行為により、そのように導いた・生きぬいて来たということであり、自身の生により、それを証明して行くことである。つまり、単純に君のこと好きなのさ」

「詩人は言葉を発し、絵描きは色を彩る。言葉は魂からの叫びであり、眼で絵は描かれるという。一語一絵、ひとつの語句に対応するひとつの情景」

「陰陽・男女・火水・心身・生死・上下・左右・高低・軽重・正邪・長短・快苦━━」

「誰もが幸福を望んでいる。そのためには、自らの人生・宇宙に降伏(surrender)する必要があるという。流れの中で抗って泳ぐことをやめ、流れに身を任せるのがよいという。だが、反抗することにViViDな生を感じるのなら、魂の命じるままに、自由に振る舞おう。なにをしようが、自分の人生は、自身の幸せは自己が形成しているのだ」

「世界中の賢者や大馬鹿者と対話をしたい。自分を破壊し、再創造するために」

「資本主義の世界を一新したい。金融という実態のないものが人々の苦しみの要因なら、それを改める。それには人々の考え・意識を変容することが肝要だろう」

「Struggle for Existence‥‥生きるために大切なのは競争よりも、共創・協奏」

「すべての神話・寓話は等価である。それに重大な価値を置くか、価値を認めないかは、全き個人の志向・思考・至考による」

「恋しちゃったんだ 多分 気づいてないでしょ」

ころころ変わるから、それは「心」と言われているという。しかし、魂が求るものは、すべてが変わり行く世界の中で、「変わらぬ想い・慕情」とでもいうものであり、それを愛しい他者から自身に向けられていることに気づいた時、時は止まり、永遠の至福に浸れるだろう。

永遠とは無限の時のことではなく、今此処にある真実を感じ、共有し、いつも只今に感謝し、感激・唯在ることである。

「真の愛」とは何か、と考え始めた時点から、それは捉えられず、考えれば考えるほどそれは遠のいて行く。
煙が手に掴めぬように。

それは自ら発し、受け取り感ずることによってのみ、何ものであるかを知ることが出来る。



論語読みの論語知らず

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