第1話

文字数 399文字

だいすきなの。貴方に包まれている時間が尊くて
バスを待っている間も、会社にいる間も、ずっと貴方を感じてる
毎日会えるけれど、少し離れているだけで、こんなに寂しい
一緒に居られない時間が、こんなにも辛くて、恋しくて
今だってもう、頭の中はやっぱり「貴方に会いたい」という気持ちしかないの

今日は夕焼けが綺麗だった。雲の色も鮮やかだった
そんな私が選んだ貴方の色は、明るいグレー
決して華やかな色じゃないけれど、とても落ち着く色

今日も沢山の香りを嗅いだ。どこかの誰かの夕飯の香り、雨上がりのアスファルトの香り
貴方は、私が選んだベリーの香りを気に入ってくれてるかな?

夕飯を済ませて、身体を綺麗に洗って、少しゆっくりお酒を飲んだ後のお待ちかね
ふと、時計を見たら24時50分
こんな時間までずっと待っていてくれたのが、嬉しい
さあ、貴方に深くダイブして、優しく包みこんで貰わなきゃ
疲れた体を今日も癒してね

だいすきよ、私のお布団
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