未知との遭遇~Yume no kuni~
文字数 2,000文字
そこの裏山に人知れず佇む大きなトンネルがある。
中には何があるのか?どこにつながっているのか?
この謎を解明すべく一人の男が立ち上がった。
家の近くにこんな場所があるなんて知ってたら、もっと早く行ってたでゴザる。
入口は軽く封鎖されていでゴザるが、すぐに入れそうでゴザる。
誰も気にしないのは探索にするのに
思ったより、中は広く足元も整備されていないのでゴザる。
5分程歩いたが出口が見える様子はないでゴザる。
特に道も分岐していないでゴザるが、これは一体……。
小生、我慢強いので諦めず進むのでゴザる。
何やら地面がぬかるんできたでゴザる。
と言ってる間に足を取られたでゴザる!
クッ、小生のスタミナが減っているペナルティがあって、受け身が間に合わないでゴザる!
後頭部を強打してしまったでゴザる……。
おや?
一瞬で視界が暗くなり、そして急に痛みがやわらいできたでゴザる。
……なんでゴザるか、このグレーなキャラクターは。
小生でもコイツが出てきていい場面ではないのはわかるでゴザるよ。
……本家はそんなコト言わないと思うでゴザるよ。
パクりかたが雑でゴザる。
……。
バカにされているのでゴザるか?これは。
……。
クオリティは非常に低いでゴザるが。
……!?
どういうことでゴザる?
暗かったハズの洞窟内が一転、野外になっているでゴザる。
会話が成立していないでゴザる。
ますます怪しいでゴザる。
小生の腕を掴んできたでゴザる!
クッ、なんて力でゴザるか!?
何かおかしいでゴザるな……。
取り乱したこの姿を見せたくはなかったでゴザるが……。
普段から徳を積んでいる小生からしてみれば、造作もないことでゴザる。
さきほど転んだときに手放したLEDが床を照らしているでゴザる。
しかもやはりオリジナルと酷似しているが、微妙に違うグレーな形で。