ピアニストはひとり彼方へ
文字数 1,996文字
律
琴音
律
S音同期
律
琴音
S音同期
琴音
16:54
あのね、私は奏多に追い付きたかったんだ。けど全然無理だった、演奏聴いてたらもう格が違うっていうか、知らない間に雲の上まで行ってたっていうか、とにかく無理だって分からせられた。
すごいね、奏多はこの先も絶対どんどん上に行くよ、間違いないよ
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律
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17:28
最初は楽しそうに聴いてたけど、しばらくしたらぼろぼろ泣き出して。なんつーんだろ、劣等感?みたいな感じで。説得するつもりでいたけど琴音相当思い詰めてて、いいからウィーン行けとは言えんかった すまん
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